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質問 Q20:物損の示談において気を付けるべきことは何ですか?(その2)

答え A:
Q19で,物損の過失割合に注意をしましょうという話を述べました。
今回はそれ以外の示談における注意点を述べたいと思います。

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内容が妥当か?
 
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自動車保険は,保険料負担の公平性のために,契約者の属性に応じて保険料を定めています。車の保険に入るときに,どういった目的で車を使うのか,所在地はどこかなど細かい質問を求められるのはこのためです。最近のネット通販系の損保では,年間の走行距離によって保険料が変わるシステムも多く採用されていますね。
自動車保険は「等級」というものが規定されており,契約自動車1台ごとに,1級から20級の等級が付けられています。
等級は,過去の事故件数等に応じて振り分けられていますが,最初は通常6級からスタートする場合が多いです。1年間無事故で過ごすと前年の等級から1加えた等級になります。
 
 

全損の場合の時価額の評価

交通事故によって車が全損になった場合(経済的全損の場合も含みます),事故当時の被害車両の時価額を限度として,賠償が行われます。
この時価額の評価方法がやっかいなのですが,①レッドブックという自動車価格月報をもとに算出する方法,②gooなどのインターネット中古車サイトにおける取引価格をもとに算出する方法,③減価償却をもとに算出する方法などがあります。
保険会社は①の方法を取ってくる場合が多いのですが,レッドブックに載っている時価とgooなどのサイトに載っている時価に少なくない金額の差がある場合があります。また,付属品の有無(カーナビ等)によっても価格が変わってきます。
レッドブックによる査定では時価額が不当に低くなる場合には,インターネットサイトでの時価額にするよう粘り強く交渉しましょう。
 

買い替え諸費用は入っているか

全損になった場合で車両を買い替える場合,買い替え諸費用の一部も損害として認められます。
この点,保険会社は,買い替えが発生した場合にも事故当時の被害車両の時価額しか補償できないなどと言ってくる場合が多いですが,きちんと買い替えにかかった諸費用も請求しましょう。

 

修理費は妥当か

保険会社指定の修理工場で修理をしている場合,修理箇所が必要以上に抑えられていたり,修理方法を安価なもので済ましている場合があります。
修理費の見積書は専門的なものでよくわからない場合が多いですが,そこはがんばって一度検討しましょう。また,なじみの修理屋さんなどがある場合には,そちらに修理してもらった方が「こんなはずじゃなかった!」というのを防げます。
 
 

評価損は入っているか

比較的新しい車が被害にあった場合,事故当時の被害車両の価格と修理後の被害車両の価格に差が生じることがあります。事故車で倦厭されたり,躯体まで損傷が及んでいたりする場合にはその車の価値が下がってしまうのです。
それを評価損といいます。比較的新しい車であれば評価損が発生する可能性がありますので,評価損が補償の中に入っているかきちんと確認しましょう。
 
以上が物損の示談における見落としがちな点です。
後で「しまった!」にならないようにきちんと確認してから示談しましょう。
 
 
 

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