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  • 車をぶつけられて,車に積んでいた荷物も壊れてしまいました。これら壊れた物の費用も請求できますか?
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質問 Q11:車をぶつけられて,車に積んでいた荷物も壊れてしまいました。これら壊れた物の費用も請求できますか?

答え A:原則としてできます。ただし,壊れた品物の状態等によって,減額されることがあります。
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積荷損害はよくある
 
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車に乗っている方であればだれしも,車の後部座席やトランクに何らかの品物を積んでいると思います。
そのような場合,他の車と衝突すると,車そのものだけではなく,車の中に積んでいた積荷まで破損してしまう場合があります。
積荷が破損してしまうケースは実際にはよくあるのですが,これら破損された積荷の費用も損害として加害者に請求できるのでしょうか。
 
    

交通事故で壊れたものであれば原則としてできる

交通事故によって積荷が壊れた場合には,それを損害として加害者に請求することは原則としてできます。
このような場合,加害者の保険会社から,積荷や身の回り品の破損についての申告書を提出するよう言われることが多いので,事故後すみやかに申告書を提出しましょう。また,事故によって積荷が破損した場合には,事故直後にそれらの写真を証拠として撮っておくと,後で,「最初から壊れていたのではないか?」「事故後別の原因で壊れたのではないか?」などという疑いを払しょくできる可能性が高くなります。
逆に,申告等が遅れてしまうと,事故と破損の因果関係が争いになり,補償されない可能性が高くなりますので注意が必要です。

損害として請求できるとして満額請求できるの?

積荷が破損したことを損害として加害者に請求することが原則としてできるとして,積荷の価格を満額損害として認めてもらうことはできるのでしょうか。
新品の場合はもちろん認められますが,問題は中古品の場合です。
中古品の場合には,その購入時期や品物の状態に応じて,購入価格の○○%といった形で減額される場合がほとんどです。
 

高額なものが破損した場合も損害として請求できるの?

一般の車両に予想もつかない高額なものが積まれている場合はあまりないケースですが,トラック等の営業用車両には時には高額な積荷が積まれていることがあります。
そのような積荷が破損された場合に,「そのような高額な商品が積まれていることを予見できなかった」として損害に含まれるのか争われる場合が稀にあります。
 
交通事故のような不法行為の場合,損害として認められるためには,「予見可能性」が必要です。そのような損害が出るとは思わなかったという場合(予見可能性がない場合),損害として認められなかったり,損害の範囲を限定されたりします。
 
この点が争われた裁判例で以下のようなものがあります。
普通貨物トラックが大型貨物トレーラーに追突し,トレーラーの積荷(おむつ製造機2台,新規製作価格1億1679万円余)が損傷したことにより運送保険契約に基づき保険金を支払った保険会社が,加害者に対して保険代位による請求をした事案で,トレーラー等の荷台に1億円を超える大型の機械設備等が積載されていることは一般人の社会通念から通常予見できないものではないとして求償を認めた事例(大阪地裁平成23年12月7日判決)(平成28年損害賠償額算定基準上巻232頁)
 
 

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