HOME > 交通事故の損害賠償基準その他 > 交通事故紛争処理センターの手続とは,どのようなことをするのですか?

交通事故紛争処理センターの手続とは,どのようなことをするのですか?

2017年12月28日
このエントリーをはてなブックマークに追加

交通事故紛争処理センターの手続とは,どのようなことをするのですか?

紛争処理センターでは,交通事故に関する相談や,賠償問題解決のための和解あっせんや審査の手続を利用することができます。

和解あっせんとは話合いのサポートであり,審査はセンターが賠償問題の解決方法を決定する手続です。





 交通事故紛争処理センター手続き 



◆紛争処理センターとは




紛争処理センターは,正式名称を「交通事故紛争処理センター」といいます。公益財団法人です。

これは,交通事故の賠償問題を解決するための,ADR(裁判外の紛争解決機関)の1つです。




交通事故の賠償金について,加害者の保険会社と示談交渉をしても解決ができないケースなどでは,有効な解決方法となることがあります。利用料は無料です。

紛争処理センターは,全国に11箇所あり,被害者の住所地または事故発生地に応じたところを利用することができます。紛争処理センターで受けられるサービス内容は,主に相談と和解あっせん,審査です。







◆相談




交通事故紛争処理センターを利用するときには,まずは相談の申込みをします。
申込みをすると,担当弁護士が決まり,交通事故トラブルについての相談をすることができます。

相談だけでは解決しない場合,和解あっせんを希望すると,センターによる話合いの仲介サポートを受けることができます。







◆和解あっせん




和解あっせん手続が始まると,センターから任意保険会社担当者に対して通知が行われ,定められた日時に,被害者と加害者が出席して話合いの席が設けられます。

このとき,センターの担当弁護士が間に入るので,当事者同士が話し合うよりも,解決に至りやすいです。

和解あっせん期日は原則3回までで,最終的に担当弁護士から和解案の提示を受けることができます。
双方が和解案を受け入れたら,その内容で和解し,紛争を終わらせることができます。







◆審査請求




和解あっせんにおける和解案を双方または一方が受け入れることができない場合,和解あっせんの手続きで解決することはできません。

その場合,センターに対し,審査申立てをすることができます。

審査申立てがあると,センター内で審査期日が決まり,被害者と任意保険会社担当者の双方に,呼出があります。

そして,センターが,裁定という決定を行います。裁定により,賠償問題についての一定の解決方法が示されます。

加害者が保険会社の場合には,加害者は裁定結果に拘束されるので,被害者が納得したら,賠償問題を解決することができます。




被害者が裁定を受け入れない場合は,センターでは解決ができないので,センターの手から離れます。この場合,訴訟によって,解決をはかる方法があります。







◆利用できない場合




加害者が任意保険に加入していなかったら,利用することはできません。

また,加害者が加入していたのが任意共済であるとき,その加入共済組合によっては,利用できないこともあります。




交通事故紛争処理センターは,賠償問題解決のために,有用な手続きです。
弁護士に,和解あっせん申立てや審査申立ての代理人を依頼することも可能です。

当事務所でも積極的に利用しています。関心をお持ちの方は,お気軽にご相談ください。




▼参考記事
・高次脳機能障害の場合,紛争処理センターを利用するメリットは何ですか?
・相手保険との交渉で賠償金の提示額が適正な水準に至らず,紛争処理センターへ申立を行い増額の斡旋をうけ,自賠責含め375万を受け取る形で解決した事例
・ひとりひとりに合った適切な解決方法をご提案




(弁護士法人よつば総合法律事務所 弁護士 佐藤寿康)
プロフィール
よつば総合法律事務所
千葉県最大級の法律事務所。弁護士16名が所属しております。事務所名の「よつば」は事務所に関わる人が皆幸せになるようにとの思いから名付けました。お気軽にご相談ください。
柏事務所:千葉県柏市(柏駅徒歩3分)
千葉事務所:千葉市(千葉駅徒歩3分)

千葉で交通事故に強い弁護士の無料相談サイト

メールでのお問い合わせ
<< 2017年 12月 >>
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
最新記事