HOME > 交通事故その他 > 私は男性で,女性と同棲しています。この同棲している女性が運転する自動車に同乗しているときに,この女性が自損事故を起こし,私が怪我をしてしまいました。 賠償はどうなりますか? 自賠責(契約者は同棲相手です。)はどうですか?

私は男性で,女性と同棲しています。この同棲している女性が運転する自動車に同乗しているときに,この女性が自損事故を起こし,私が怪我をしてしまいました。 賠償はどうなりますか? 自賠責(契約者は同棲相手です。)はどうですか?

2017年12月26日
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私は男性で,女性と同棲しています。この同棲している女性が運転する自動車に同乗しているときに,この女性が自損事故を起こし,私が怪我をしてしまいました。
賠償はどうなりますか? 自賠責(契約者は同棲相手です。)はどうですか?


この場合,同棲相手の方の対人賠償責任保険が適用されるので,そちらから損害賠償金の支払いを受けることができます。
また,人身傷害補償保険,搭乗者傷害保険,自損事故保険の適用もあります。自賠責保険についても,適用されます。





 自損事故 : 同乗者の賠償(同棲相手)



◆対人賠償責任保険




運転していた人の過失によって自損事故が発生し,同乗者がケガをした場合,法律上,同乗者には,運転者に対する損害賠償請求権が発生します。

そこで,運転者が加入している任意保険の対人賠償責任保険を適用してもらうことができるかが問題となります。




対人賠償責任保険は,被保険者が事故を起こして人を死傷させた場合に適用される保険です。

そして,自損事故により,同乗者にケガをさせた場合,運転者の過失によって,人をケガさせたと言えるので,対人賠償責任保険が適用される場面となります。

ただし,対人賠償責任保険には,免責規定があります。具体的には,同乗者が運転者の配偶者や親,子どもである場合には,適用されないとされています。それ以外の,兄弟姉妹や恋人,友人などである場合には,適用されます。




本件では,事故に遭われたご本人は,運転者と同棲していたということなので,免責規定が適用されません。そこで,対人賠償責任保険の適用があり,運転者(同棲相手)の任意保険から賠償金の支払いを受けることができます。

一方,同乗者が内縁の夫婦であれば,免責規定が適用され,対人賠償責任保険は使えません。

ただし,対人賠償責任保険から支払いを受ける場合,同乗者自身に過失があれば,過失相殺されます。
たとえば,危険な運転をあえて注意せず,煽っていたなどの事情があると,請求できる保険金額が減額されることとなります。







◆人身傷害補償保険,搭乗者傷害保険




同乗者がケガをした場合には,運転者(被保険者)の任意保険の人身傷害補償保険や搭乗者傷害保険,自損事故保険も適用される可能性があります。

同乗者に人身傷害補償保険が適用される場合には,自損事故保険は適用されませんが,搭乗者傷害保険と自損事故保険は同時に適用されるので,両方から支払いを受けることができます。







◆自賠責保険




自損事故で同乗者がケガをした場合,運転者が加入していた自賠責保険も適用されます。
そして,自賠責保険の場合には,被害者に重過失がない限り,減額が行われません。

そこで,危険な運転の助長行為などがあって,任意保険の対人賠償責任保険が減額されるケースでも,自賠責保険からは満額の保険金を受け取れる可能性があります。

同乗者に適用される保険については,同乗者と運転者の身分関係によって異なります。約款を確認しなければならないケースもあります。迷ったときには,交通事故に強い弁護士まで,お気軽にご相談下さい。




▼参考記事
・損害賠償額の計算方法
・交通事故と物損Q&A
・交通事故問題解決の流れ




(弁護士法人よつば総合法律事務所 弁護士 佐藤 寿康)
プロフィール
よつば総合法律事務所
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