HOME > 慰謝料 > 交通事故の示談成立後に,痛みが酷くなりました。示談のやり直しはできますか?

交通事故の示談成立後に,痛みが酷くなりました。示談のやり直しはできますか?

2017年08月28日
このエントリーをはてなブックマークに追加

交通事故の示談成立後に,痛みが酷くなりました。示談のやり直しはできますか?

単純に痛みが酷くなったというだけではやり直しができない可能性が高いです。示談時には予想できなかった後遺障害が現れた場合には,示談のやり直しをすることができます。




 示談のやり直し 


◆示談によって損害賠償金が確定する


交通事故でけがをしたら,加害者の保険会社と示談交渉をします。

話合いによってお互いが合意できたら,示談書(免責証書ということが多いです。)を作成
します。


交通事故の示談とは,交通事故の損害賠償金の支払について,お互いが話し合って決めること
です。そのため,示談が成立したということは,解決方法についてお互いが納得したということを意味します。


示談は,一種の契約
のようなものですから,示談が成立すると,お互いはその内容に拘束されます。そこで,いったん示談が成立すると,損害賠償金は,示談の内容によって確定されます。

その後,別に支払をしてほしいと言っても,認められないことになるのが原則です。







◆示談時に予想していなかった後遺障害が現れた場合


しかし,交通事故の後遺症は,早い段階で現れるものばかりではありません。ときには,示談成立後,新たに後遺障害が明らかになることもあります。

その場合には,その後遺障害についての賠償金を支払を受けられる可能性があります。
この点,判例は,下記のように判断しています。

「交通事故によるすべての損害を把握することが難しい場合において,早急に,小額の賠償金で示談が行われた場合,示談の当時に予想できなかった後遺症については,後に損害賠償請求ができる」(最高裁昭和43年3月15日)。


そこで,示談成立時に予想できなかった後遺障害が後に現れた場合には,示談成立後であってもその分の支払をしてもらえる可能性があります。

ただ,示談時に予想ができたものであれば,たとえ示談後に具体的な痛みが発生したとしても,その分の賠償金請求は難しくなります。







◆後遺障害が起こるかどうかわからない場合の示談の方法


示談時にはすべての損害が明らかにならない場合や,示談後に後遺障害が現れる可能性がある場合には,示談書の記載内容に工夫しておくことをおすすめします。

具体的には,下記のように書いておくと良いです。


「万一,本示談成立日以降において,後遺症が発生した場合,加害者は被害者に対し,本示談内容とは別に,後遺症についての治療費,休業補償,逸失利益,慰謝料などの損害賠償金を支払う」


このことにより,後日後遺障害が明らかになったとき,それについての損害賠償請求が認められやすくなります。

以上のように,交通事故の後遺障害の問題には,いろいろと難しい点があります。
困ったときや対処方法がわからないときには,弁護士に相談しましょう。




▼参考記事
・交通事故問題解決の流れ
・示談交渉のポイント
・短期間で解決した事例




(弁護士法人よつば総合法律事務所 弁護士 佐藤 寿康)
| 慰謝料 |
プロフィール
よつば総合法律事務所
千葉県最大級の法律事務所。弁護士16名が所属しております。事務所名の「よつば」は事務所に関わる人が皆幸せになるようにとの思いから名付けました。お気軽にご相談ください。
柏事務所:千葉県柏市(柏駅徒歩3分)
千葉事務所:千葉市(千葉駅徒歩3分)

千葉で交通事故に強い弁護士の無料相談サイト

メールでのお問い合わせ
<< 2017年 08月 >>
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
最新記事