■1,実は弁護士に依頼すべき事例と依頼すべきでない事例がある
ご相談者にやみくもに弁護士を使うことはおすすめしません。弁護士に依頼すべきでない事例もあるからです。
例えば,既に相談に来た方に有利な内容で話合いが進んでいる場合です。そういった場合に弁護士を使うと保険会社も弁護士を入れてきたりして,今までの話合いの内容が白紙撤回される場合も間々あります。
そのため,お話しを聞いた上で,どうすべき事案なのかを一緒にじっくりと検討させていただきます。
■2,弁護士を使わない方がいい事例でも解決までの道筋をきちんと示す
また,弁護士に依頼すべきでないパターンであったとしても,その後ご相談者がどうすればいいのかをきちんと示します。「弁護士を使わない方がいいですね」とだけアドバイスされても,何の解決にもならないからです。
そのまま保険会社と交渉を続けた方がいいのか,続けるとしてどの点に着目してどういう理由づけで交渉した方がいいのか,交渉は打ち切りにして紛争処理センターへの申立てをした方がいいのか,など細かくアドバイスするようにしています。
■3,弁護士を使った方がいい事例でも,複数の解決方法をご提案
弁護士を使った方がいい事例と判断した場合には,弁護士を使ったとしてその後どうなるのか,解決までにどういう選択肢があってどれを選んだ方がいいのかについてまで,きちんと説明します。
交通事故の場合,①保険会社との交渉,②紛争処理センターへの申立て,③日弁連交通事故相談センターへのあっ旋申込み,④調停申立て,⑤訴訟提起などなど,たくさんの解決方法があります。
事故の態様や被害の内容は千差万別。ただ単に「交渉が決裂したら裁判」というものではありません。
ご相談者の方の事故の内容や経過等をしっかりと踏まえ,また各手続のメリットデメリットをしっかりと説明した上で,ひとりひとりに合った最適な解決方法を提案します。