事例466高次脳機能障害・傷跡
大学生が、脳外傷による高次脳機能障害等を負ったことについて併合8級の認定を受け、約3100万円の損害賠償を受領した事例
最終更新日:2023年03月15日
保険会社提示額 : 2,000万円
- 解決額
- 3,100万円
- 増額倍率 :1.6倍
- 病名・被害
-
- 高次脳機能障害
- 傷跡
- 怪我の場所
-
- 頭部
- 顔(目・耳・鼻・口)
- 後遺障害等級
-
- 6~8級
事故発生!バイク対自動車の事故
平成29年某月、田中さん(仮名・滋賀県在住・20代・男性・大学生)がバイクを運転していたところ、自動車に衝突されるという事故に遭いました。
相談から解決まで
田中さんは、事故により脳挫傷、頭蓋骨骨折、高次脳機能障害、瘢痕、歯牙障害等の大怪我を負いました。約2年に及ぶ入通院を継続し、症状固定となりました。
田中さんは、今後保険会社とどのように交渉していけばよいのか当事務所に相談にいらっしゃいました。今後の方針について説明させていただき、当事務所に依頼いただくこととなりました。
そして、最終的に約3100万円という金額で解決することができました。
当事務所が関わった結果
当事務所が依頼を受け、交渉を行った結果、適正な損害賠償額で解決することができました。
解決のポイントは以下の点です。
1後遺障害について
田中さんは、なんとか元の体に戻そうと懸命に治療やリハビリに励まれました。しかし高次脳機能障害、瘢痕、歯牙障害等の症状が残ってしまいました。
高次脳機能障害の後遺障害については、障害の程度に応じて、後遺障害1級、2級、3級、5級、7級、9級、12級、14級のいずれかが認定される可能性があり、認定される等級によって受領できる賠償金額が数倍変わってくる可能性があります。そのため後遺障害診断書以外にも「神経系統の障害に関する医学的意見書」、「頭部外傷後の意識障害についての所見」、「日常生活状況報告書」等の後遺障害申請資料を仔細に検討し、認定された後遺障害が適切であったか確認を行いました。その結果、認定された後遺障害が適切であることを確認し、田中さんに充分に納得していただき損害賠償交渉を行うこととなりました。
2裁判について
田中さんの損害賠償交渉において、相手保険会社は後遺障害の程度や過失割合について激しく争ってきました。その結果、交渉で合意することは難しい状況でした。そのため、最終的に訴訟を提起することとなりました。
訴訟においても、相手保険会社は引き続き後遺障害の程度や過失割合について激しく争ってきました。そのため、後遺障害については膨大なカルテを分析した主張を行い、過失割合については刑事記録等の資料を適切に提出し、訴訟を進めました。その結果、最終的に約3100万円という金額で解決することとなりました。
依頼者様の感想
ありがとうございました。
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