頚椎捻挫と腰椎捻挫で異議申し立てにより14級となった30代の男性会社員が、315万円を獲得した事例

最終更新日:2023年05月15日

監修者
よつば総合法律事務所
弁護士
根來 真一郎
当初の提示額なし
最終獲得金額
315万円
315万円 増額
千葉県千葉市・30代・男性・会社員
病名・被害
頚椎捻挫、腰椎捻挫後
けがの場所
腰・背中
最終獲得金額
315万円
後遺障害等級
14級

事故の状況

田中さん(仮名)は車を運転していたところ、うしろから車に追突されました。

ご相談内容

田中さんのケガは頚椎捻挫腰椎捻挫です。6か月の通院を続けたものの、完治せずに症状固定となります。

今後のことがわからず弁護士に相談

田中さんは今後のことがわからず弁護士に相談します。具体的には次のようなことがよくわかりませんでした。

  1. 今後保険会社とどのように交渉していけばよいのか?
  2. 後遺障害の申請はどうすればよいのか?
  3. 今後の手続きの流れはどうなるのか?

弁護士費用特約で弁護士に依頼

田中さんは弁護士費用特約に入っていました。そこで、弁護士からすすめられたこともあり、田中さんは弁護士に依頼することとしました。

腰椎捻挫

弁護士の対応と結果

PDFリンク

はじめの後遺障害の申請はなぜか非該当

弁護士は後遺障害の申請をします。しかし、首と腰の痛みについて、なぜか非該当となりました。

異議申し立てで14級に認定

弁護士が後遺障害の異議申し立てをしたところ、次のとおり14級となりました。

  1. 頚椎捻挫後の痛みの症状について「局部に神経症状を残すもの」(14級9号)
  2. 腰椎捻挫後の痛みの症状について「局部に神経症状を残すもの」(14級9号)
  3. 2つをあわせて併合14級

賠償金315万円を獲得

弁護士は任意保険会社との交渉をスタートします。その結果、315万円を獲得することができました。

解決のポイント

1. 異議申し立てで14級9号の認定を獲得

異議申し立てのために、弁護士は次のような準備をしました。

  1. 医師に医療照会をして、症状の推移について神経学的所見の推移についての書面を取得
  2. 投薬状況を裏付ける書面を準備
  3. レントゲンやMRI画像など、検査画像の変成所見を具体的に適示した意見書の取得
  4. 田中さんの状況をまとめた書面である陳述書を作成

十分な準備をして申し立てをしたところ、異議申し立てで後遺障害は14級となりました。

ご依頼者様の感想

ありがとうございました。

(千葉県千葉市・30代・男性・会社員)

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本事例へのよくある質問

Q頚椎捻挫後の痛みの症状、腰椎捻挫後の痛みの症状はどのような後遺障害になりますか?

次の後遺障害になることがあります。

  1. 局部に頑固な神経症状を残すもの(12級13号)
  2. 局部に神経症状を残すもの(14級9号)
Q異議申し立てが認められるかどうかわかりますか?

頚椎捻挫や腰椎捻挫では、次のようなときは異議申し立てが認められやすいでしょう。

  1. MRIの異常所見があるとき
  2. 通院回数が多いとき
  3. 手指や足指のしびれがあるとき
  4. ブロック注射や手術をしているとき
監修者
よつば総合法律事務所
弁護士
根來 真一郎

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