小学生の死亡事故で5830万円を受領した事例
最終更新日:2023年04月05日

- 監修者
- よつば総合法律事務所
- 弁護士
- 佐藤 寿康

- 病名・被害
- 死亡
- 最終獲得金額
- 5830万円
- 事例の特徴
- 死亡事故
事故の状況
事故現場は信号機のない十字路交差点です。
山内さん(仮名)は家族が運転する車に乗っていました。山内さんの乗る車が交差点をまっすぐ進んでいたところ、いきなり車が左から飛び出してきます。
山内さんの車と加害者の車は衝突しました。
ご相談内容
山内さんは自動車の下敷きになってしまいます。救急車で病院に運ばれたものの、事故当日にお亡くなりになります。
山内さんのご親族が刑事裁判のことを弁護士に相談
事故から1か月ほどたったとき、山内さんのご親族はよつば総合法律事務所に相談します。刑事裁判のことなどを知りたかったからです。
山内さんのご両親が示談交渉のことを弁護士に相談
事故から2か月ほどたったとき、山内さんのご両親はよつば総合法律事務所に相談します。刑事事件のことのみならず、民事事件のことも知りたかったからです。
弁護士の話を聞いて、自分でするのは難しいと考えた山内さんのご両親は、弁護士に依頼することにしました。
弁護士の対応と結果
刑事裁判の被害者参加
弁護士は、被害者参加の意向があることを検察官に伝えます。
被害者参加の手続きをしたことにより、遺族は、自ら質問したいことを加害者に問うことができました。また、裁判所で直接心情を述べることができました。
5830万円の賠償金を受領
刑事裁判の手続きが終わったあと、弁護士は保険会社との交渉をスタートします。
死亡慰謝料、葬儀関係費用などが争いとなったものの、裁判所の基準を上回る金額で合意します。死亡慰謝料は3200万円、葬儀関係費用は520万円です。
その他、逸失利益などもあわせて、総額で5830万円を山内さんのご遺族は受領しました。
解決のポイント
1. 死亡慰謝料として3200万円を受領
死亡慰謝料について、裁判所の基準は子供の場合2000~2500万円です。
しかし、弁護士は次のような事情を主張します。
- 小学生でお亡くなりになった、前途に無限の可能性のある山内さん本人の苦しみを考慮すべきであること
- ご遺族の苦しみが甚大であることを考慮すべきであること
- 裁判所の基準にとらわれずに慰謝料を増額すべきであること
結果として、慰謝料は3200万円で合意します。裁判所の基準よりも高い水準での合意でした。
2. 葬儀関係費用として520万円を受領
葬儀関係費用について、裁判所の基準の上限は150万円です。
しかし、山内さんのご遺族は520万円を実際に葬儀関係費用として支出していました。
弁護士が交渉したところ、最終的には520万円での合意となりました。裁判所の基準よりも高い水準での合意でした。
ご依頼者様の感想
私たちの気持ちに寄り添ってサポートしていただきました。
(千葉県船橋市・10代・女性・学生のご遺族)
本事案は実際のお取り扱い案件ですが、プライバシー保護のため、事案の趣旨を損なわない範囲で一部内容を変更や省略していることがあります。写真はイメージ画像であり実際のお客様とは異なります。記載内容は当事務所のPRを含みます。
本事例へのよくある質問
- Q被害者参加手続きとは何ですか?
-
被害者が刑事事件で意見を述べたりすることができる制度です。

- 監修者
- よつば総合法律事務所
- 弁護士
- 佐藤 寿康