脛骨骨折や腓骨骨折後の痛みやつっぱりで後遺障害14級となった事例
最終更新日:2023年02月01日

- 監修者
- よつば総合法律事務所
- 弁護士
- 根來 真一郎

- 病名・被害
- 左脛骨骨折・左腓骨骨折
- けがの場所
- 足・股・膝
- 最終獲得金額
- 400万円
- 後遺障害等級
- 14級
事故の状況
山下さん(仮名)が青信号の横断歩道を歩いていたところ、右折してきた自動車に巻き込まれる事故にあいました。
山下さんは、左脛骨骨折、左腓骨骨折などになり、1年ほど入院や通院をしました。治療やリハビリをしましたが、痛みなどが残ってしまいました。つっぱりや正座ができないなどの症状もあります。
ご相談内容
山下さんは、後遺障害申請をするにあたり、事前に弁護士に確認をお願いしたいとご相談にいらっしゃいました。後遺障害の申請や賠償についての弁護士の話を聞いて、よつば総合法律事務所に頼みました。
山下さんのご相談内容のまとめ
- 後遺障害の申請をしっかりやりたい。
- 賠償金を増やしたい。
弁護士の対応と結果
後遺障害の申請を弁護士がサポートしました。そして、局部に神経症状を残すもの(14級9号)の後遺障害となりました。
自賠責保険会社に被害者請求をしていたため、まずは75万円がもらえます。あわせて、弁護士が任意保険会社と交渉し、さらに325万円をもらえました。
治療費や休業損害なども今までに340万円もらっていましたので、トータルで740万円です。スタートから解決まで3カ月と短期間で終わりました。
受け取った金額 | |
---|---|
自賠責保険 | 75万円 |
任意保険 | 325万円 |
治療費や休業損害 | 340万円 |
合計額 | 740万円 |
解決のポイント
1. 後遺障害の申請前の弁護士による確認
山下さんは、なんとか元の体になろうと治療やリハビリをしました。しかし、症状が残ってしまいました。そのため、医師に後遺障害診断書の作成をお願いしました。
そして、できあがった後遺障害診断書を弁護士がチェックしました。そのあと、後遺障害の申請をします。最終的には「局部に神経症状を残すもの」(14級9号)という適切な後遺障害となりました。
後遺障害になると逸失利益と後遺障害慰謝料が請求できます。そのため、後遺障害となるかは重要です。
2. 早期の解決
山下さんが弁護士にお願いをしてから解決までは3カ月です。早く解決できました。
今回は、後遺障害の申請前に弁護士がしっかりと検討することができました。そのため、後遺障害の認定結果が適切かすぐに弁護士が確認できました。したがって、すぐに損害賠償の交渉に進めました。
そして、スタートから賠償金をもらうまで、3か月ほどという短期間でした。
弁護士に依頼するタイミングは①事故後の早い段階②後遺障害の申請前③示談交渉の前などが多いです。
今回のように後遺障害の申請前にご相談いただくと、後遺障害の申請がスムーズに進んだり、示談交渉が早く決着できたりします。
3. 慰謝料の交渉
山下さんが保険会社から提示された慰謝料は低かったです。保険会社が出すはじめの慰謝料は低いことが多いです。
慰謝料は入通院慰謝料と後遺障害慰謝料があります。弁護士が代理すると、どちらの慰謝料も増えることが多いです。
弁護士が粘り強く交渉し、裁判をしたときの金額の約99%で合意できました。交渉にもかかわらず、ほぼ裁判の基準になりました。
ご依頼者様の感想
ありがとうございました。
(千葉県流山市・50代・女性・アルバイト)
本事案は実際のお取り扱い案件ですが、プライバシー保護のため、事案の趣旨を損なわない範囲で一部内容を変更や省略していることがあります。写真はイメージ画像であり実際のお客様とは異なります。記載内容は当事務所のPRを含みます。
本事例へのよくある質問
- Q被害者請求とは何ですか?
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後遺障害の請求方法は2種類です。被害者請求と事前認定です。被害者請求とは自賠責保険会社に直接請求するやり方です。事前認定とは相手任意保険会社に手続きを任せるやり方です。
- Q脛骨骨折・腓骨骨折とはどのようなものですか?
-
脛骨(けいこつ)、腓骨(ひこつ)は脚の骨です。脚の骨の骨折です。
- Q後遺障害14級の慰謝料はどうなりますか?
-
後遺障害の慰謝料は裁判のときは110万円です。交渉のときは110万円より少ないことが多いです。
- Q通院期間1年の慰謝料はどうなりますか?
-
入院がないときは、裁判のときは154万円です。交渉のときは154万円より少ないことが多いです。

- 監修者
- よつば総合法律事務所
- 弁護士
- 根來 真一郎