頚椎捻挫で4カ月通院し、1カ月の交渉で90万円を獲得できた事例
最終更新日:2023年03月09日

- 監修者
- よつば総合法律事務所
- 弁護士
- 大澤 一郎

- 病名・被害
- 頚椎捻挫
- けがの場所
- 首
- 最終獲得金額
- 90万円
- 後遺障害等級
- 認定なし
- 事例の特徴
- むちうち(首・腰)
事故の状況
友田さん(仮名)は車を運転していました。赤信号だったので交差点で信号待ちをしていたところ、後ろからぶつけられました。
後ろからの衝突だったので、友田さんが100%被害者です。
ご相談内容
友田さんは頚椎捻挫となります。いわゆるむちうちです。
友田さんは整形外科への通院を続けます。しかし、はじめに通院していた整形外科の先生と折り合いが悪く、どうしてよいかわかりませんでした。そこで、友田さんは弁護士に相談することにしました。
弁護士に相談をしたところ、弁護士からは次のようなアドバイスを受けます。
- 整形外科を変更することはできる。
- 保険会社に変更の理由を説明して、保険会社にも納得しておいてもらうのがよい。
- 治療終了後は弁護士が示談交渉をすると賠償金が増える。
友田さんは整形外科を変更し、合計で4カ月ほどの通院を続けました。首の痛みなどの症状は完治しました。
友田さんは弁護士費用特約に入っていました。そのため、治療が終わったあと、すぐに弁護士に正式にお願いをしました。
友田さんのご相談内容のまとめ
- 医師との折り合いが悪い
- 賠償金の交渉に不安がある
- 弁護士に頼めるのであれば頼みたい
弁護士の対応と結果
争いになりそうな点は慰謝料です。弁護士は裁判の基準で慰謝料を計算し、保険会社に請求しました。
通院の期間が4カ月のとき、裁判の基準での慰謝料は67万円です。67万円の請求に対して、はじめは保険会社は50万円ほどの慰謝料を提示してきました。しかし、粘り強く交渉を続けたところ、67万円に近い金額で合意することができました。
その他、休業損害や通院交通費などもあわせて、合計で90万円を友田さんはもらうことができました。
弁護士の対応と結果のまとめ
- 裁判の基準で慰謝料を計算して保険会社に請求
- 慰謝料は67万円を獲得
- 休業損害や通院交通費などとあわせて合計90万円を獲得
解決のポイント
1. 病院の変更は慎重にしましょう
友田さんは、整形外科の先生と折り合いが悪いことに非常に悩んでいました。どうすればよいかわからず、弁護士に相談をしました。
友田さんは、弁護士から整形外科を変える方法のアドバイスをもらいました。そして、希望どおりの整形外科に通院できることになり、身体もみるみる回復していきました。
病院を変更するときは、事前に保険会社に確認したり、今の医師の紹介状をもらったりするとスムーズです。悩んだら、交通事故に詳しい弁護士に相談しましょう。
2. 弁護士費用特約は有効に使いましょう
弁護士費用特約があると、実質的に弁護士費用ゼロで頼むことができます。
もめている事案や重症の事案で弁護士費用特約を使うお客様もいます。他方、すごく多いのは「慰謝料を増やしたい」「主婦の休業損害を増やしたい」「交渉で少しでも賠償額を増やしたい」というお客様です。
弁護士費用特約があるときは、弁護士に頼むだけで賠償額が増えることが多いです。まずは法律事務所に問い合わせのメールや電話をしてみましょう。
3. 慰謝料は保険会社の提示を疑いましょう。
慰謝料には次の3つの基準があります。
- 自賠責保険の基準
- 任意保険の基準
- 裁判の基準
保険会社の提示は、一番低い基準である①自賠責保険の基準であることも多いです。自らで交渉したり弁護士に依頼したりすることにより、慰謝料が増えることが多いです。保険会社の提示する慰謝料を疑って、慎重に検討しましょう。
ご依頼者様の感想
相談して良いか迷ったのですが、相談して本当に良かったです。
(千葉県松戸市・30代・女性・会社員)
本事案は実際のお取り扱い案件ですが、プライバシー保護のため、事案の趣旨を損なわない範囲で一部内容を変更や省略していることがあります。写真はイメージ画像であり実際のお客様とは異なります。記載内容は当事務所のPRを含みます。
本事例へのよくある質問
- Q保険会社から紹介を受けた弁護士でなくても弁護士費用特約は使えますか?
-
使えます。保険会社にお願いをすると弁護士を紹介してくれることもあります。他方、自分で弁護士を探すことも可能です。いずれにしても、保険会社からの紹介でなくても弁護士費用特約は使えます。
- Q弁護士費用特約を依頼すると翌年以降の保険料は上がりますか?
-
通常は上がりません。もっとも、例外的に保険料が上がるときもあります。気になるときは、念のため保険会社や保険代理店に事前に相談しておきましょう。
- Q慰謝料を少し上げたいというだけですが、弁護士費用特約を使う人は多いですか?
-
多いです。保険会社から示談案がきたあとに、慰謝料を増やしたいという理由で弁護士に頼むパターンです。1~3カ月で早期に解決して、ほとんどの事案で慰謝料が増えます。

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- 弁護士
- 大澤 一郎