頚椎捻挫と腰椎捻挫の専業主婦が過失割合を争ったところ、物損と人損で合計220万円を受領した事例
最終更新日:2023年04月05日

- 監修者
- よつば総合法律事務所
- 弁護士
- 大澤 一郎

- 病名・被害
- 頚椎捻挫・腰椎捻挫
- けがの場所
- 首腰・背中
- 最終獲得金額
- 220万円
- 後遺障害等級
- 認定なし
- 事例の特徴
- むちうち(首・腰)
事故の状況
事故現場は片道1車線の道路です。
大野さん(仮名)は車を運転していたところ、反対車線からセンターラインオーバーの車が突っ込んできます。大野さんの車と加害者の車は衝突しました。
ご相談内容
大野さんのけがは頚椎捻挫と腰椎捻挫です。首や腰の痛みに悩みます。
過失割合に合意できず弁護士に相談
大野さんは自分の過失ゼロをはじめから主張していました。しかし、保険会社は大野さんにも過失があるという主張をしてきます。
そのため、過失割合に合意できず、大野さんは弁護士に相談します。そして、弁護士費用特約もあったので、大野さんはそのまま弁護士に頼むこととしました。
弁護士の対応と結果
過失割合の交渉により大野さんの過失ゼロで決着
弁護士は次のような資料を元に大野さんの過失ゼロを主張します。
- ドライブレコーダーの画像
- 現地の地図などの図面
これに対して、加害者はセンターラインオーバーはしていないと主張します。しかし、客観的な状況からして加害者はセンターラインオーバーでした。
そのため、センターラインオーバーであることを加害者も認め、大野さんの過失はゼロで決着します。
物損と人損で合計220万円を獲得
大野さんの過失がゼロになったこともあり、交渉は比較的スムーズに進みます。
最終的には、車両の損害額などの物損、休業損害や慰謝料などの人損合計で220万円を受け取る合意がまとまりました。
大野さんは、保険会社から220万円を受け取りました。
解決のポイント
1. 過失割合に納得いかなかったため弁護士に相談
大野さんは、過失割合に納得できなかったため、事故後早期に弁護士に相談しました。
過失割合でもめそうなときは、早めに一度弁護士に相談したほうがよいです。大野さんも早めに弁護士に相談したため、納得できる解決となりました。
2. 客観的な資料で事故状況を解明して過失ゼロで決着
過失割合が争いとなったときは、客観的な資料を集めることが大切です。
今回の事故では、ドライブレコーダーの画像がありました。そのため、客観的な資料に基づき、大野さんの過失をゼロとすることができました。
ご依頼者様の感想
とにかく最初に過失の話を保険会社からされて、とても不安になりました。
保険会社とのやり取りを全て弁護士に任せることができたので、安心して最後の解決まで至ることができました。
(千葉県流山市・30代・女性・専業主婦)
本事案は実際のお取り扱い案件ですが、プライバシー保護のため、事案の趣旨を損なわない範囲で一部内容を変更や省略していることがあります。写真はイメージ画像であり実際のお客様とは異なります。記載内容は当事務所のPRを含みます。
本事例へのよくある質問
- Q過失で合意ができないときはどうすればよいですか?
-
合意ができないときは、最終的には裁判所で裁判官が過失割合を決めます。

- 監修者
- よつば総合法律事務所
- 弁護士
- 大澤 一郎