頚椎捻挫で6か月通院した会社員が、後遺障害にはならなかったものの140万円を受領した事例
最終更新日:2023年04月04日

- 監修者
- よつば総合法律事務所
- 弁護士
- 粟津 正博

- 病名・被害
- 頚椎捻挫
- けがの場所
- 首
- 最終獲得金額
- 140万円
- 後遺障害等級
- 認定なし
- 事例の特徴
- むちうち(首・腰)
事故の状況
水口さん(仮名)は車を運転して信号待ちで停止していたところ、後ろから追突されました。
ご相談内容
水口さんは救急車で病院に行きました。首と腕の強いしびれを感じます。病名は頚椎捻挫でした。
水口さんは6か月通院したものの、完治することなく治療終了となりました。
今後の流れがわからずに弁護士に相談
治療終了の少し前に水口さんは弁護士に相談します。今後の流れがよくわからなかったからです。
弁護士費用特約もあったので、弁護士に相談後に水口さんは弁護士に依頼しました。
弁護士の対応と結果
後遺障害診断書の作成に際して主治医と弁護士が面談
水口さんは、後遺障害診断書の作成を医師に依頼しました。
しかし、症状について「治る」という記載がありました。症状が治るのであれば通常は後遺障害とはなりません。
そこで、弁護士は主治医と面談し、後遺障害診断書の訂正をお願いしました。
結果として、主治医が一部ではあったものの、後遺障害診断書の内容を訂正してくれました。
後遺障害は非該当で決着
弁護士が代理して後遺障害の申請をしたものの、結果は非該当でした。
主治医との面談はしたものの、やはり「治る」という後遺障害診断書の記載が大幅にマイナス評価となってしまいました。
慰謝料と休業損害で140万円を獲得
後遺障害の手続きが終わったので、保険会社との交渉を弁護士はスタートします。
そして、裁判所の基準に近い慰謝料と休業損害で合意に至ります。金額は140万円です。
水口さんは、保険会社から140万円を受領できました。
解決のポイント
1. 後遺障害診断書の訂正を医師に依頼
「治る」という記載が後遺障害診断書にあると、後遺障害の認定の確率は極めて低くなります。
そのため、水口さんの後遺障害診断書の「治る」という記載の訂正を、弁護士は医師に依頼しました。
結果として、一部の訂正に医師は応じました。
2. 後遺障害の異議申し立てを検討
水口さんと弁護士は、後遺障害の異議申し立てを検討しました。
結果として、異議申し立てが通る確率は低かったので後遺障害の異議申し立てはしませんでした。もっとも、水口さんは結果に納得して解決に向かうことができました。
ご依頼者様の感想
粘り強く進めていただき、ありがとうございました。
(千葉県柏市・50代・男性・会社員)
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