頚椎捻挫で7か月通院した専業主婦が、休業損害や慰謝料など合計180万円を獲得した事例
最終更新日:2023年04月04日

- 監修者
- よつば総合法律事務所
- 弁護士
- 粟津 正博

- 病名・被害
- 頚椎捻挫
- けがの場所
- 首
- 最終獲得金額
- 180万円
- 後遺障害等級
- 認定なし
- 事例の特徴
- むちうち(首・腰)
事故の状況
事故現場は信号のある十字路交差点です。
佐藤さん(仮名)は車を運転して、右折待ちで止まっていました。すると、後ろから車が突っ込んできます。
佐藤さんの車と加害者の車は衝突しました。
ご相談内容
佐藤さんのけがは頚椎捻挫です。いわゆるむちうちです。
治療費打ち切りの話題が出たため弁護士に相談
佐藤さんは6か月の通院を続けます。そして、6か月目の通院のころ、保険会社から治療費打ち切りの話が出ます。
佐藤さんは今後どのように進めればよいかわからず、弁護士に相談します。
佐藤さんは弁護士に依頼
弁護士に相談をしたところ、佐藤さんは弁護士から次のようなアドバイスを受けました。
- 頚椎捻挫だと、事故から6か月で治療費打ち切りとなることは多い。
- もっとも、症状が残っているのであれば治療を続ける方法もありえる。
- けがが治らなければ、後遺障害の申請をする方法もある。
- 弁護士が入った方が、賠償金が上がることが多い。
- 弁護士費用特約があるのであれば、弁護士に頼んだほうがよい。
弁護士費用特約はあったので、佐藤さんは弁護士に頼むことにしました。
弁護士の対応と結果
1か月の治療延長に成功
弁護士は、治療期間の延長を保険会社と交渉します。その結果、1か月治療期間が延びます。
佐藤さんは7か月通院することができました。
もっとも、7か月通院したものの、佐藤さんの症状は完全には治らずに症状固定となります。
後遺障害申請は非該当
弁護士は後遺障害の申請をしたものの、結果は非該当でした。
弁護士と佐藤さんは相談して、後遺障害の認定はあきらめることにしました。
交渉で180万円を受領
弁護士は保険会社と賠償金の交渉をスタートします。
専業主婦の休業損害や通院慰謝料が争いとなったものの、山田さんが納得できる金額で合意します。金額は180万円です。
佐藤さんは、保険会社から180万円を受け取ることができました。
解決のポイント
1. 治療期間を1か月伸ばすことに成功
弁護士が代理する前、保険会社は事故から6か月で治療費の支払いを打ち切ることを主張していました。
しかし、佐藤さんは、治療方法を変更して症状が改善していることをまさに実感している最中でした。そのため、治療期間の延長を希望していました。
そこで、弁護士が交渉し、1か月ではあったものの治療期間を延長できました。山田さんはしっかり治療に専念することができました。
2. 専業主婦の休業損害を獲得
佐藤さんは、今回の事故で家事に重大な支障をきたしていました。具体的には、次のような支障です。
- 掃除の回数が激減した
- 息子の送り迎えを夫に代わってもらった
- 実家の援助を受ける機会が増えた
主婦としての休業は、第三者が休業の証明等をするわけではありません。そのため、どのように主張を組み立てるか、立証をするかが重要です。
そこで、弁護士は、佐藤さんと一緒に具体的な状況をまとめた報告書を作成しました。
保険会社もはじめは弁護士の主張する金額を認めませんでした。しかし、粘り強く交渉し、最終的には比較的高い水準の休業損害で合意します。
佐藤さんは、納得できる専業主婦の休業損害を受領できました。
ご依頼者様の感想
弁護士さんを入れて本当によかったです。ありがとうございました。
(千葉県柏市・40代・女性・専業主婦)
本事案は実際のお取り扱い案件ですが、プライバシー保護のため、事案の趣旨を損なわない範囲で一部内容を変更や省略していることがあります。写真はイメージ画像であり実際のお客様とは異なります。記載内容は当事務所のPRを含みます。
本事例へのよくある質問
- Q主婦の頚椎捻挫で通院7か月の場合、180万円の賠償金は多いですか?
-
多いです。主婦の休業損害と慰謝料をあわせて100万~150万円での合意が一般的でしょう。

- 監修者
- よつば総合法律事務所
- 弁護士
- 粟津 正博