事例327頚椎捻挫
会社員が賠償額を30万円増額し、早期に解決できた事例
最終更新日:2023年04月04日
文責:弁護士 前田 徹
保険会社提示額 : 50万円
- 解決額
- 80万円
- 増額倍率 :1.6倍
- 病名・被害
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- むちうち(首・腰)
- 怪我の場所
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- 首
- 後遺障害等級
-
- 認定なし
事故発生!自動車対自動車の事故
平成29年頃、山田様(仮名・茨城県牛久市在住・30代・男性)は、自動車を運転し、信号待ちで停車中に、後方より自動車に追突されるという事故に遭いました。
山田様は、頚椎捻挫の傷害を負いました。
約5ヶ月間、病院と整骨院に通院し治療を行い、幸いにも回復されました。
相談から解決まで
山田様は、保険会社より賠償金の提示を受けましたが、慰謝料の金額が低いことに納得がいかず、当事務所にご相談にいらっしゃいました。当事務所で受任し、すぐに保険会社との交渉に入りました。
争点は通院慰謝料のみだったこともあり、交渉開始から約1ヵ月で当方が主張する慰謝料の金額で保険会社と合意をすることができました。
弁護士費用は、山田様が弁護士費用特約付の保険に加入していましたので、弁護士費用の実質的な負担なく、弁護士に相談・依頼をすることができました。
当事務所が関わった結果
解決のポイントは以下の点です。
1早期解決
本件は、山田様に休業損害は発生していない(山田様は休業しておりませんでした)こともあり、争点は通院慰謝料のみでした。このような場合には、交渉のみで早期に解決できる可能性があります。本件も、当事務所で受任後、直ちに交渉を開始したこともあり、受任後約1ヵ月で事案解決できました。
2弁護士費用と弁護士費用特約
弁護士に依頼をすると一般的には弁護士費用が発生します。
ただし、交通事故の被害に遭ってしまった場合、ご自身が加入している保険に弁護士費用特約が付いていることがあります。弁護士費用特約が付いている場合、実質的には弁護士費用が無料で弁護士に相談・依頼をすることが可能となります。
本件においても、山田様が弁護士費用特約付きの保険にご加入されていたことから、弁護士費用の負担を気にすることなく、弁護士にご相談・ご依頼いただけました。
ご自身のご加入されている保険(特に自動車保険)に、どのような特約が付いているのかは、日頃あまり気になさらない方が多くいらっしゃると思いますが、交通事故の被害に遭われた際は、ご自身がご加入されている保険の保険会社に、今回の事故で自分が使える保険は何かをご確認いただくことをお勧めします。
依頼者様の感想
短期間で慰謝料の金額がこんなに上がるとは驚きでした。ありがとうございました。
※プライバシー保護のため、地名については実際にお住まいの場所の近隣ですが実際とは異なる場所を記載してあることがあります。
文責:弁護士 前田 徹
本事例へのよくある質問
- 整骨院に通っても治療費は支払されますか?
- 整骨院に通う旨の医師の指示又は同意がある場合、治療費の支払がされることが多いです。
- 病院と整骨院のどちらに通院した方がよいですか?
- 原則として病院への通院をお勧めします。
- 整骨院に通院する場合には医師の指示・同意をもらっておきましょう。
- 慰謝料が約50万円から約80万円に増えたのはなぜですか?
- 裁判の基準(弁護士の基準)だと、5か月から6か月通院をした場合、慰謝料は80万円前後のことが多いです。そのため、弁護士に依頼をしたことにより慰謝料が増額となりました。
- 弁護士費用特約はありません。自分で慰謝料増額の交渉をしたいのですが、どのような点に気を付ければよいですか?
- 「自賠責保険の基準では納得できない」と交渉してみましょう。
- 「赤本の基準を希望する」と交渉してみましょう。