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解決事例

事例311頚椎捻挫

兼業主婦が交渉して賠償金を約120万円受領できた事例

最終更新日:2023年07月04日

文責:弁護士 今村 公治

保険会社提示額 : 70万円

解決額
120万円
増額倍率 :1.7
病名・被害
  • むちうち(首・腰)
怪我の場所
後遺障害等級
  • 認定なし

事故発生!歩行者自動車の事故

駐車場
平成28年、赤木すみれ様(仮名・茨城県神栖市在住)は駐車場内で加害車両に衝突されました。

車に衝突されて転倒し、首の後ろから肩にかけての痛みに悩まされました。

事故後約6か月間、病院(整形外科)と整骨院に並行して通院しました。幸い、事故直後と比べると頚椎捻挫の症状は改善しました。インターネットで交通事故の賠償金が上がることを知り、弁護士にご相談しました。

相談から解決まで

ご相談直後から弁護士が代理して相手方保険会社と交渉しました。

相手保険会社から賠償金額の提示があってから2カ月程で早期に交渉で解決することができました。

慰謝料の金額をほぼ裁判基準の水準まで増額することができました。

当事務所が関わった結果

解決のポイントは以下の点です。

1入通院慰謝料の増額

入通院慰謝料は、弁護士が代理すると数万円から数十万円くらい増額することが多いです。

本件でも、弁護士が入って相手保険会社と交渉した結果、最初の提示額から約20万円慰謝料を増額することができました。

入通院慰謝料には自賠責基準・任意保険基準・裁判基準の3つの基準がありますので、適正な慰謝料金額を受領できるように、よく確認しましょう。

2弁護士費用と弁護士費用特約

交通事故の被害にあわれた場合、必ず自分の加入保険に弁護士費用特約が付いているかを確認しましょう。事故時の保険に弁護士費用特約という特約がついている場合、弁護士費用を加入保険会社が負担してくれます。
弁護士費用特約が使えるかどうか、特約の内容についてはご加入の保険会社に確認することができます。

また、弁護士費用特約について、弁護士に相談するのもよいと思います。
交通事故と弁護士費用の全て
交通事故と弁護士費用特約の全て

3交渉か裁判かの選択

弁護士が代理した場合には裁判をすることになるのではないかと思っている方もいますが、実際にはそんなことはありません。裁判をして解決したほうが良い事案と、交渉で解決したほうが良い事案、その他紛争処理センターで解決をしたほうが良い事案などがあり、事案によってその解決方針は異なります。

交渉で解決する場合にも、裁判をする場合にも、それぞれメリットとデメリットがあります。どういった解決をするのが一番ご本人にとってよいのか、弁護士に相談するのがよいと思います。

本件のように、幸い怪我が回復し、入通院慰謝料の増額を目標とする事案の場合は、裁判となる確率はあまり高くありません。具体的事情によりますが、弁護士が代理して交渉で早期に解決できることが多いです。

本件でも、交渉を開始してから約2カ月程で、交渉により有利な金額で解決することが出来ました。

依頼者様の感想

結果に満足しています。ありがとうございました。

※プライバシー保護のため、地名については実際にお住まいの場所の近隣ですが実際とは異なる場所を記載してあることがあります。

本事例へのよくある質問

通院慰謝料はどのように計算しますか?
弁護士が代理した場合、裁判の基準(赤い本基準・弁護士基準)で計算します。最終的には裁判基準で合意したり、早期解決のために裁判基準より若干譲歩した金額で合意したりすることが多いです。
慰謝料増額のためにはどのようなポイントに気をつければよいですか?
「自賠責保険の基準では納得できない」「赤本の基準を希望する」と交渉しましょう。弁護士費用特約があるときは弁護士に依頼しましょう。
弁護士費用特約を利用すると翌年以降の保険料は上がりますか?
弁護士費用特約を使っても、通常は保険料は上がりません。気になるときは念のため事前に保険会社に確認しましょう。