事例304頸椎捻挫
お客様が希望された増額を短期間に達成して和解することができた事例
最終更新日:2023年06月02日
文責:弁護士 小林 義和
保険会社提示額 : 65万円
- 解決額
- 75万円
- 増額倍率 :1.1倍
- 病名・被害
-
- むちうち(首・腰)
- 怪我の場所
-
- 首
- 後遺障害等級
-
- 認定なし
事故発生!自動車対自動車の事故
平成28年、山下修様(仮名・千葉県松戸市在住)は交差点で前の信号が赤信号でしたので停車されていたところ、相手の方から追突されてしまいました。
首の痛みで5か月くらい通院された後症状固定され、保険会社から賠償金の呈示を受けました。
その段階で、いくらかでも金額があがらないものかと思い、保険代理店の方の紹介でご相談にいらっしゃいました。
相談から解決まで
ご相談頂いた際に賠償金額についてある程度の試算をさせて頂きましたところ、相手の方が契約されている保険会社の呈示額はそれほど悪くないことが分かりました。
ただ、弁護士が入ると上がる余地があることがわかりましたので、受任させて頂きました。
その後、相手の方の保険会社から資料を頂き、正確な計算をさせて頂きました。
その過程ではお客様にお電話にて追加で事情や請求されたい領収書等の確認もさせて頂きました。
そして、相手方の保険会社の方と交渉をはじめ、想定していた金額で早期に和解を成立させることができました。
当事務所が関わった結果
解決のポイントは以下の点です。
1慰謝料増額
慰謝料につきましては、保険会社は通常は、保険会社の独自基準で計算されて呈示されてきます。保険会社の内部基準によるものと思われますので、その基準について言い悪いというのは特にありません。
ただ、裁判では一般的には赤本と言われる基準が採用されており、弁護士が保険会社と交渉
する場合は、その赤本を基準にして交渉します。そして、一般的には赤本の基準は保険会社が設定している保険会社基準よりも高額であることがほとんどです。
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保険会社は、お怪我されて大変でしょうから、増額して出しましたとして呈示されますが、
その呈示金額よりも赤本の増額しない基準の方が高いことが多いです。
そのため、弁護士にご依頼頂くと、慰謝料が増額されることがほとんどです。
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2弁護士費用特約
お客様は弁護士費用特約に入られており、弁護士費用の負担がございませんでした。そのため、お客様のご意向としては、少しでも増額できるのであれば是非お願いしたいというご意向でした。
面談の際には、相手の保険会社の呈示も悪くないため、増額見込みあるが金額的には少しであることをお伝えしましたが、少しでも増額できるのであればお願いしたいとのことでした。
そのため、受任させて頂き交渉をしましたが、結果的には早期に増額を取得することができ、お客様のご意向通りの結果とすることができました。
3早期解決
交通事故の問題は、最終的な解決(賠償金額の入金)までに時間がかかることが多いです。
賠償交渉は、治療終了後、保険会社から資料の送付を受けて賠償金額の計算を弁護士側で行い、依頼者の確認をとって行います。
賠償交渉のみであっても、保険会社との交渉に数ヶ月かかることも多いです。治療終了後に、後遺障害の申請をするケースはさらに解決までにかかる期間は長くなりま
す。
賠償交渉が決裂して、訴訟に移行する場合はさらに解決までに長い時間がかかります。訴訟にまで移行した場合は、解決までに1~2年かかることも珍しいことではありません。
被害者の方でも、訴訟になってしまうと時間も精神的にもかなり負担となることが多いです。そのため、お客様も訴訟は望まず、早期に増額できるのであればということでご依頼頂きました。
そして、この件は結果的に早期に交渉で解決することができました。交渉においても、何度か相手の保険会社から増額頂き、最終的には満足頂ける増額を早期に獲得することができました。
このように早期に増額を取得することが出来ることも多いですので、気になる場合にはぜひご相談下さい。
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依頼者様の感想
ありがとうございました。
※プライバシー保護のため、地名については実際にお住まいの場所の近隣ですが実際とは異なる場所を記載してあることがあります。
文責:弁護士 小林 義和