頚椎捻挫で通院1か月の会社員が、裁判の基準よりも高い慰謝料25万円を受領した事例

最終更新日:2023年04月03日

監修者
よつば総合法律事務所
弁護士
大澤 一郎
当初の提示額
16万円
最終獲得金額
25万円
1.5 増額
千葉県柏市・20代・男性・会社員
病名・被害
頚椎捻挫
けがの場所
最終獲得金額
25万円
後遺障害等級
認定なし
事例の特徴
むちうち(首・腰)

事故の状況

山本さん(仮名)は、車を運転していました。すると、無理な進路変更などをしてきた車に後ろから追突されました。しかも、加害者の車は停止せずに逃げました。

ご相談内容

山本さんは頚椎捻挫となります。いわゆるむちうちです。

もっとも、軽傷だったため1か月でけがは治りました。

保険会社の提示額は16万円

山本さんは保険会社からの提示を受けます。金額は16万円です。

加害者がひき逃げだったこともあり、16万円という金額に山本さんは納得できず弁護士に相談します。

山本さんは弁護士に依頼

弁護士に相談したところ、山本さんは次のようなアドバイスを受けました。

  1. 治療期間が1か月と短いので、慰謝料はそれほど高くはならない。
  2. もっとも、ひき逃げという事情があるので、慰謝料の増額を請求するのがよい。
  3. 弁護士費用特約があるのであれば、弁護士が交渉をしたほうがよい。

弁護士費用特約に入っていましたので、山本さんはそのまま弁護士に頼むことにしました。

衝突事故

弁護士の対応と結果

保険会社との交渉を弁護士はスタートします。

加害者はひき逃げでした。しかも、加害者は一切謝罪をしないという不誠実な態度でした。

そこで、弁護士は慰謝料の増額を請求します。

その結果、はじめは16万円だった提示が25万円まで増えます。裁判所の慰謝料の基準よりも高い金額です。

山本さんは、25万円を保険会社から受け取りました。

解決のポイント

1. 裁判所の基準よりも高い慰謝料を獲得

慰謝料の基準で一番高いのは、裁判所の基準です。

しかし、山本さんの事故では、加害者のひき逃げや不誠実な態度がありました。

そのため、弁護士が交渉をしたところ、裁判所の基準よりも高い慰謝料を獲得できました。

2. 弁護士費用特約を利用して解決

今回の山本さんの事故では、はじめの提示の16万円が25万円に増えました。

そして、山本さんは弁護士費用特約に入っていましたので、実質的に弁護士費用ゼロで依頼をできました。その結果、増額した9万円全額を山本さんはもらうことができました。

弁護士費用特約があるときは、積極的に弁護士への相談や依頼をおすすめします。

ご依頼者様の感想

ありがとうございました。

(千葉県柏市・20代・男性・会社員)

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本事例へのよくある質問

Q慰謝料の基準にはどのような基準がありますか?

慰謝料の基準には、次のような基準があります。

  1. 自賠責保険の基準
  2. 任意保険の基準
  3. 裁判所の基準

①自賠責保険の基準が一番低く、③裁判所の基準が一番高いことが多いです。

Q慰謝料を増額するポイントにはどのようなものがありますか?

慰謝料を増額するには次のようなポイントがあります。

  • 「(ご自身で交渉するときは)自賠責保険の基準では納得できない」と交渉してみましょう。
  • 「(ご自身で交渉するときは)裁判所の基準を希望する」と交渉してみましょう。
  • (弁護士費用特約がある場合)弁護士に依頼しましょう。
Q慰謝料が通常の基準よりも増額となるのはどのようなときですか?

慰謝料が通常の基準よりも増額となるのは次のようなときです。

  • 加害者に故意もしくは重過失がある場合。例えば、無免許、ひき逃げ、酒酔い、著しいスピード違反、ことさらに信号無視、薬物の影響により正常な運転ができない状態等で運転をしているようなとき
  • 加害者に著しく不誠実な態度があるとき
監修者
よつば総合法律事務所
弁護士
大澤 一郎

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