頚椎捻挫と腰椎捻挫が12か月で治った20代の会社員が、弁護士の交渉で過失割合が10%減るなどして、トータルで90万円を獲得した事例

最終更新日:2023年05月31日

監修者
よつば総合法律事務所
弁護士
川﨑 翔
当初の提示額なし
最終獲得金額
90万円
90万円 増額
千葉県柏市・20代・男性・会社員
病名・被害
頚椎捻挫・腰椎捻挫
けがの場所
腰・背中
最終獲得金額
90万円
後遺障害等級
認定なし
事例の特徴
むちうち(首・腰)

事故の状況

坂井さん(仮名)は車を運転して直進していました。すると、道路の外から道路に車が入ってきます。坂井さんの車と相手の車はぶつかりました。

ご相談内容

坂井さんのけがは頚椎捻挫と腰椎捻挫です。12か月ほどの治療を続けてけがは治りました。主治医からの紹介もあり、示談交渉を弁護士に頼むことにしました。

交差点

弁護士の対応と結果

弁護士は保険会社との交渉をスタートします。

過失割合は90:10で合意

今回の事故では、加害者が過失割合について強いこだわりをもっていました。そして、はじめに保険会社が主張する過失割合は80:20でした。

しかし、今回の事故の具体的な状況を弁護士は保険会社に主張します。結果として、90対10の過失割合で合意できました。過去の裁判の事例などと比べても、坂井さんに有利な合意でした。

慰謝料など90万円を受領

弁護士は裁判の基準で慰謝料を請求します。その結果、ほぼ裁判の基準にて慰謝料は合意できました。坂井さんは慰謝料など90万円を受領します。交渉期間は3か月でした。

まとめ:弁護士の対応と結果

弁護士の対応と結果のまとめは次のとおりです。

  1. 坂井さんの過失割合を20%から10%に減らせた。
  2. 慰謝料など90万円を獲得できた。
  3. 交渉期間は3か月で解決できた。

解決のポイント

1. 過失割合についての強気の交渉

過去の裁判の事例などからすると、坂井さんには20%ほどの過失があるかもしれないという状況でした。

しかし、弁護士は次のようなことを主張します。

  1. 個別の今回の事故の状況からすると、坂井さんが今回の事故を防ぐことは不可能である。
  2. 道路の外から加害者の車が道路に入ってくる事案のなかでも、加害者の運転方法は悪質である。
  3. 交渉にて解決ができないのであれば、裁判を起こすつもりである。

強気の交渉をしたところ、保険会社は10%譲ります。最後は坂井さんの過失を10%にすることができました。

2. 通院期間12か月を前提とした合意に成功

木村さんは頚椎捻挫と腰椎捻挫で12か月ほど通院しました。

頚椎捻挫では、3~6か月の通院期間が多いです。しかし、木村さんのけがが重かったこともあり、大きな問題もなく12か月という治療期間を前提に合意できました。

怪我の種類 治療期間の目安
打撲・挫傷 1~3カ月
捻挫 3~6カ月
骨折 6カ月以上

注 個別の負傷状況により異なります。

ご依頼者様の感想

長い間お世話になりました。ありがとうございました。

(千葉県柏市・20代・男性・会社員)

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本事例へのよくある質問

Q後遺障害がない事案の解決実績は多いですか?

はい、多いです。

弁護士費用特約がある事案のときは、後遺障害がなくても弁護士に依頼するメリットは大きいです。交通事故に詳しい弁護士への相談をおすすめします。

Q慰謝料を増額するにはどうすればよいですか?

慰謝料を増額するには次のような方法を検討しましょう。悩んだら、まずは交通事故に詳しい弁護士への相談をおすすめします。

  1. 適切な期間の通院をする
  2. 適切な計算方法(裁判基準)で慰謝料を計算する
  3. 後遺障害申請をする
  4. 個別の慰謝料増額事由の主張をする
  5. 裁判所等の公的機関を利用する
  6. 弁護士へ相談や依頼する
監修者
よつば総合法律事務所
弁護士
川﨑 翔

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