事例276頚椎捻挫・腰椎捻挫
大学生が頚椎捻挫、腰椎捻挫の傷害を受け、約87万円を受領した事例
最終更新日:2023年04月12日
文責:弁護士 川﨑 翔
保険会社提示額 : 提示前のご依頼
- 解決額
- 87万円
- 病名・被害
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- むちうち(首・腰)
- 怪我の場所
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- 首
- 腰・背中
- 後遺障害等級
-
- 認定なし
事故発生!自動車対自動車の事故
平成28年某月、牛尾春奈さん(仮名・増尾在住・10代・女性・学生)が信号待ちしていた車両に同乗していたところ、追突されるという被害に遭いました。
弁護士費用特約に加入していたことから、事故直後、すぐに当事務所に依頼がありました。
相談から解決まで
被害者は、事故により頚椎捻挫及び腰椎捻挫の傷害を負い、約6ヶ月治療したところ治癒しました。
当事務所が代理して交渉した結果、概ね裁判基準で早期に和解することができました。
当事務所が関わった結果
当事務所が依頼を受け、相手方保険会社と交渉した結果、裁判を起こすことなく、早期にかつ概ね裁判基準で解決できました。
解決のポイントは以下の点です。
1早期の解決
本件は事故直後から依頼を受けていたため、被害者の方の治療状況を把握していたことから、治療終了とほぼ同時に損害計算を行い、交渉に入ることができました。
その結果、交渉開始から約1ヶ月という短期間で解決することができました。
事故直後の早い段階で弁護士を依頼することは、上記のとおり早期に交渉を開始できるというメリットがありますし、仮に後遺症が残ってしまったという場合でも、適切な後遺症が認定されるよう支援が受けられるという点にメリットがあると思います。
2裁判基準での解決
相手方保険会社は交渉中、慰謝料について、自賠責基準で低額の算定しかしていませんでした。
当方からは裁判基準で慰謝料を請求し、交渉が決裂した場合には裁判も辞さないとの態度で交渉を続けたところ、裁判基準満額で和解することができました。
依頼者様の感想
思ったより早く解決できて感謝しています。
※プライバシー保護のため、地名については実際にお住まいの場所の近隣ですが実際とは異なる場所を記載してあることがあります。
文責:弁護士 川﨑 翔
本事例へのよくある質問
- 慰謝料にはどのような基準がありますか?
- ①自賠責保険の基準、②任意保険の基準、③裁判の基準(赤い本基準、弁護士基準)があります。
- ①自賠責保険の基準が一番低額のことが多いです。
- ③裁判の基準(赤い本基準、弁護士基準)が一番高額のことが多いです。
- 交渉で慰謝料を増やすにはどうすればよいですか?
- 「自賠責保険の基準では納得できない」、「赤本の基準を希望する」と交渉してみましょう。
- 「弁護士費用特約がある場合には弁護士に相談・依頼しましょう。少なくとも弁護士への相談はしてみましょう。
- 裁判の基準よりもさらに慰謝料を増やす方法はありますか?
- 次のような事情がある場合、裁判の基準よりもさらに慰謝料が増える可能性があります。
- 事故態様が悪質な場合。例えば、飲酒運転・赤信号無視など。
- 事故後の行動が極めて悪質な場合。例えば、轢き逃げ、証拠隠滅、被害者に対する不当な責任転嫁など。
- 頚椎捻挫・腰椎捻挫で6か月通院した場合、慰謝料はいくらになりますか?
- 裁判の基準の場合89万円となります。
- 交渉の場合、70万円台~89万円の間のことが多いです。
- 学生の慰謝料の計算ではどのような点に注意すべきですか?
- 学生でも社会人でも慰謝料の計算方法は同じです。
- ただし、①事故による留年・退学があったような場合や②事故によって就職ができなくなってしまったような場合には慰謝料の増額が認められる可能性があります。