事例269頚椎捻挫・腰椎捻挫
兼業主婦が頚椎捻挫・腰椎捻挫が完治し約120万円を受領した事例
最終更新日:2023年04月12日
文責:弁護士 大澤 一郎
保険会社提示額 : 70万円
- 解決額
- 120万円
- 増額倍率 :1.7倍
- 病名・被害
-
- むちうち(首・腰)
- 怪我の場所
-
- 首
- 腰・背中
- 後遺障害等級
-
- 認定なし
事故発生!自動車対自動車の事故
平成22年、富永良子様(仮名・千葉市若葉区在住)はご主人様が運転する車両に同乗中に後部から衝突されるという被害にあいました。
整形外科にて頚椎捻挫・腰椎捻挫の診察を受け、約6ヵ月弱通院をしました。
相談から解決まで
幸いにも怪我は完治しました。
そして、保険会社から保険金を提示を受けましたが、内容が妥当かどうかよくわからなかったため弁護士に相談をしました。
弁護士が内容を確認したところ、主婦の休業損害と通院慰謝料について増額の余地があることがわかりました。
弁護士費用特約付の保険に加入していたため、弁護士に依頼をして増額の交渉を要請しました。
当初、約70万円の提示がありましたが最終的には120万円を受領することで合意が成立しました。合意成立まで約2ヵ月で終了しました。
当事務所が関わった結果
解決のポイントは以下の点です。
1主婦の休業損害
主婦であったとしても休業損害は認められます。詳細は以下の記事をご参考にしていただければと思います。
2通院慰謝料について
通院慰謝料は弁護士が代理をすると増額となることが多いです。
詳細は「交通事故と慰謝料の全て」をご覧ください。
3弁護士費用特約について
弁護士費用特約付の保険に加入している場合、実質的に弁護士費用の負担なしで弁護士に依頼をすることができます。詳細は「交通事故と弁護士費用特約の全て」をご覧ください。
依頼者様の感想
ありがとうございました。
※プライバシー保護のため、地名については実際にお住まいの場所の近隣ですが実際とは異なる場所を記載してあることがあります。
文責:弁護士 大澤 一郎
本事例へのよくある質問
- 慰謝料を増額するポイントにはどのような点がありますか?
- 「(ご自身で交渉する場合には)自賠責保険の基準では納得できない」と交渉してみましょう。
- 「(ご自身で交渉する場合には)赤本の基準を希望する」と交渉してみましょう。
- (弁護士費用特約がある場合)弁護士に相談依頼してみましょう。
- 主婦の休業損害を増やすポイントにはどのような点がありますか?
- 証拠が大切です。家事ができなかったことを示す証拠があれば出しましょう。病院の資料に「家事ができない」「家事が一部できない」などの記載があると休業損害が認められやすくなります。
- 食事・洗濯・掃除など具体的な内容ごとに、どのような症状がありどのようなことができなかったのかをまとめた資料を作成して保険会社に提出しましょう。
- 弁護士費用特約を利用するデメリットはありますか?
- 基本的にはありません。
- 弁護士費用特約を利用するに際して気になる事項がある場合、事前に加入する保険会社に確認しておきましょう。
- 6か月弱の通院期間は長い方ですか?
- 頚椎捻挫・腰椎捻挫などの事案の場合、3カ月から6か月の通院期間で治療終了となることが多いです。そのため、6か月弱の通院期間は標準的な期間の範囲です。
- なお、後遺障害申請をする場合、6か月以上通院期間がないと後遺障害認定がされる確率は極めて低くなります。
- 本事案では70万円が120万円に増額しています。このような増額事案はよくありますか?
- よくあります。
- 特に、弁護士費用特約を利用して慰謝料増額ができたという事案は多いです。