頚椎捻挫と腰椎捻挫が完治して、70万円が120万円に増えた専業主婦の事例

最終更新日:2023年04月12日

監修者
よつば総合法律事務所
弁護士
大澤 一郎
当初の提示額
70万円
最終獲得金額
120万円
1.7 増額
千葉県千葉市・50代・女性・専業主婦
病名・被害
頚椎捻挫・腰椎捻挫
けがの場所
腰・背中
最終獲得金額
120万円
後遺障害等級
認定なし
事例の特徴
むちうち(首・腰)

事故の状況

富永さん(仮名)は夫が運転する車に乗っていました。そして、後ろから車に衝突されました。

ご相談内容

富永さんのけがは頚椎捻挫と腰椎捻挫です。整形外科に6か月弱の通院をしました。最終的には、けがは治りました。

保険会社からの提示は70万円

富永さんは保険会社から保険金の提示を受けます。70万円でした。もっとも、富永さんは内容が妥当かどうかよくわかりませんでした。

弁護士費用特約を使って弁護士に依頼

富永さんは弁護士費用特約に入っていました。そこで、富永さんは弁護士に相談することにします。

弁護士に相談したところ、富永さんは次のようなアドバイスを受けます。

  1. 70万円は少ない。
  2. 弁護士が代理して交渉をすれば金額が増える可能性が高い。特に、休業損害慰謝料が増える可能性が高い。
  3. 弁護士費用特約があれば弁護士費用はかからない。

富永さんは弁護士のアドバイスを聞いて、弁護士に依頼することとしました。

車に同乗中

弁護士の対応と結果

弁護士は保険会社と交渉をスタートします。

はじめの予想通り休業損害と慰謝料が増額し、トータルで120万円を獲得できました。

70万円から120万円に増えたので、1.7倍に増額しました。

解決のポイント

1. 専業主婦の休業損害を35万円獲得

富永さんは専業主婦です。そして、はじめに保険会社が提示する休業損害はゼロでした。

しかし、事故により家事ができなくなったときは、専業主婦も休業損害を請求できます。

弁護士が交渉をしたところ、約35万円の休業損害を獲得できました。

2. 通院慰謝料を85万円獲得

はじめに保険会社が提示する通院慰謝料は70万円でした。

弁護士は裁判の基準に基づき増額を請求します。その結果、通院慰謝料は約85万円に増えました。

ご依頼者様の感想

ありがとうございました。

(千葉県千葉市・50代・女性・専業主婦)

本事案は実際のお取り扱い案件ですが、プライバシー保護のため、事案の趣旨を損なわない範囲で一部内容を変更や省略していることがあります。写真はイメージ画像であり実際のお客様とは異なります。記載内容は当事務所のPRを含みます。

本事例へのよくある質問

Q主婦の休業損害を増やすポイントにはどのような点がありますか?

証拠が大切です。家事ができなかったことを示す証拠があれば出しましょう。

「家事ができない」「家事が一部できない」などの記載が病院の資料にあると、休業損害が認められやすいです。

また、食事・洗濯・掃除など具体的な内容ごとに、どのような症状があって、どのようなことができなかったのかをまとめた資料を作成すると効果的です。実態をまとめて保険会社に送付しましょう。

Q慰謝料を増やすポイントにはどのような点がありますか?

次のようなポイントがあります。

  1. 「(ご自身で交渉する場合には)自賠責保険の基準では納得できない」と交渉してみましょう。
  2. 「(ご自身で交渉する場合には)赤本の基準を希望する」と交渉してみましょう。
  3. (弁護士費用特約がある場合)弁護士に相談や依頼をしてみましょう。
Q弁護士費用特約を使うデメリットはありますか?

基本的にはありません。

弁護士費用特約を使うときに気になることがあるときは、事前に加入する保険会社に確認しておきましょう。

Q6か月弱の通院期間は長い方ですか?

頚椎捻挫や腰椎捻挫などのときは、3~6か月の通院で治療終了が多いです。そのため、6か月弱の通院期間は標準的な期間の範囲です。

怪我の種類 治療期間の目安
打撲・挫傷 1~3カ月
捻挫 3~6カ月
骨折 6カ月以上

注 個別の負傷状況により異なります。

Q今回の事案では70万円が120万円に増額しています。このような増額事案はよくありますか?

よくあります。特に、弁護士費用特約を使って慰謝料が増えたという事案は多いです。

監修者
よつば総合法律事務所
弁護士
大澤 一郎

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