外傷性頚部症候群（14級）の60代会社員が、休業損害6か月分を受領し、さらに285万円を獲得した事例

事故の状況

鈴木さん(仮名)は車を運転して赤信号で止まっていました。すると、うしろから前方不注視の車が突っ込んできます。鈴木さんの車は大破しました。

ご相談内容

鈴木さんは、首の痛み、腕のしびれ、腰の痛みに悩みます。

鈴木さんは休業損害や今後の賠償手続きの流れが心配でした。そこで、鈴木さんは弁護士に相談してみることにします。そして、弁護士に頼んだほうがよさそうだったので、そのまま弁護士に頼むことにしました。

弁護士の対応と結果

休業損害120万円を先に受領

鈴木さんはけがにより休業していました。そこで、弁護士は保険会社に休業損害を請求します。具体的には次のような事情を主張します。

• 鈴木さんの仕事は運転が必要な業務であること
• 鈴木さんはけがのため運転が難しいこと
• 鈴木さんは職場に復帰することをめざして、ほぼ毎日病院でリハビリをしていること
• 現時点での就労は難しいため、休業損害を賠償して欲しいこと

その結果、事故から6か月分の休業損害である120万円を受領することに成功しました。

自賠責保険会社から75万円を受領

鈴木さんは1年ほどの治療を続けたものの、首の痛みや腕のしびれが残ります。

弁護士が後遺障害の申請をしたところ「局部に神経症状を残すもの」（14級9号）となりました。

14級になったので、鈴木さんは75万円を自賠責保険会社から受け取りました。

任意保険会社から210万円を受領

弁護士は任意保険会社との交渉をスタートします。

鈴木さんは、症状固定の後も頑固な症状を自覚していました。特に車の運転ができなくなり、仕事や日常生活に大きな不自由がありました。

賠償金の増額などを弁護士が求めたところ、慰謝料などが大幅に増額します。最後は210万円で合意できました。

鈴木さんは、210万円を任意保険会社から受け取りました。

解決のポイント

1. 裁判基準を超える後遺障害慰謝料を獲得

後遺障害慰謝料とは、後遺障害になったことを理由とする慰謝料です。14級の裁判での基準は110万円です。

もっとも、鈴木さんは強い痛みに悩むとともに、けがが仕事に大きな影響を与えていました。そこで、弁護士が慰謝料の増額を求めたところ、裁判の基準の110万円を超える後遺障害慰謝料を獲得できました。

ご依頼者様の感想

良くやってくれたと思います。長い間お世話になりました。ありがとうございました。

（千葉県茂原市・60代・男性・会社員）

本事例へのよくある質問