左膝打撲後の左膝痛(14級)の兼業主婦が275万円を受領した事例
最終更新日:2023年05月31日

- 監修者
- よつば総合法律事務所
- 弁護士
- 今村 公治

- 病名・被害
- 左膝打撲・頸椎捻挫
- けがの場所
- 足・股・膝
- 最終獲得金額
- 275万円
- 後遺障害等級
- 14級
事故の状況
事故現場は信号機のない十字路交差点です。
児玉さん(仮名)はバイクでまっすぐ進んでいました。すると、一時停止の標識があるにもかかわらず、横から車が飛び出してきました。
児玉さんのバイクと加害者の車は、出会い頭衝突となりました。
ご相談内容
児玉さんのけがは、左膝打撲と頚椎捻挫です。7か月ほどの治療を続けたものの、完全には治りませんでした。
後遺障害診断書を作成した後に弁護士に相談
児玉さんは、医師に後遺障害診断書を作成してもらいました。その後、後遺障害診断書の内容が適切かどうか確認したかったため、弁護士に相談します。
弁護士からのアドバイスを聞いて弁護士に依頼
児玉さんが弁護士に相談したところ、児玉さんは弁護士から次のようなアドバイスを受けました。
- 交通事故の手続きの流れ全般のアドバイス
- 後遺障害の申請は弁護士がしたほうが適切な結果になりやすいこと
- 示談交渉は弁護士がしたほうが金額が高くなりやすいこと
弁護士のアドバイスを聞いて、児玉さんは弁護士に依頼することにしました。
弁護士の対応と結果
弁護士が代理して手続きを進めたところ、自賠責保険から75万円、任意保険から200万円の総額275万円を受け取ることができました。
14級となり自賠責保険から75万円を受領
弁護士が後遺障害の申請をしたところ、次のとおり14級となりました。
- 頚椎捻挫後の首の痛みは非該当
- 左膝打撲後の左膝の痛みは「局部に神経症状を残すもの」(14級9号)
14級になったので、児玉さんは自賠責保険から75万円を先に受け取りました。
任意保険会社との交渉は決裂
弁護士は、任意保険会社との交渉をスタートします。
保険会社の案は、児玉さんの過失割合を35%とするものでした。加害者の車が交差点の手前で一時停止していたことを前提とする過失割合です。
しかし、弁護士は実況見分調書などの刑事記録を取り寄せして事実関係を確認します。その結果、車が一時停止していることを裏付ける証拠は一切ありませんでした。
その結果、最終的には車が一時停止していないことを前提として合意します。児玉さんの過失割合は15%となりました。合意額は200万円です。
児玉さんは、任意保険会社から200万円を受け取りました。
児玉さんが受け取った金額のまとめ
自賠責保険 | 75万円 |
---|---|
任意保険 | 200万円 |
合計 | 275万円 |
解決のポイント
1. 後遺障害の認定により大幅に賠償金額が増額
後遺障害になると、逸失利益と後遺障害慰謝料がもらえます。後遺障害14級になるかならないかで100万円~200万円程度差が出ることが多いです。
児玉さんは14級になったため、トータルで275万円と納得できる賠償額を受領できました。
2. 児玉さんの過失を35%から15%に減らすことに成功
はじめに保険会社が提示した児玉さんの過失割合は35%でしたが、最終的には20%減って15%となりました。
過失割合に納得できない場合、過去の類似事例の調査や客観的な証拠の確認が重要です。
今回は、弁護士が刑事記録を取り寄せして客観的な証拠を確認した結果、児玉さんの過失割合を20%減らすことに成功しました。
ご依頼者様の感想
お世話になりました。どうもありがとうございました。
(千葉県四街道市・40代・女性・兼業主婦)
本事案は実際のお取り扱い案件ですが、プライバシー保護のため、事案の趣旨を損なわない範囲で一部内容を変更や省略していることがあります。写真はイメージ画像であり実際のお客様とは異なります。記載内容は当事務所のPRを含みます。
本事例へのよくある質問
- Q弁護士に相談するタイミングはいつがよいですか?
-
悩んだタイミングであればいつでも大丈夫です。①事故直後②治療終了前後③示談交渉時のご相談が特に多いです。

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- 弁護士
- 今村 公治