事例209頸椎捻挫
主婦が頚部痛の症状により14級9号の認定を受け約120万円を獲得した事例
最終更新日:2019年10月31日
保険会社提示額 : 提示前のご依頼
- 解決額
- 120万円
- 病名・被害
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- むちうち(首・腰)
- 怪我の場所
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- 首
- 後遺障害等級
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- 14級
事故発生!自動車対自動車の事故
平成28年某月、斉藤さん(仮名・千葉県東金市在住・50代・女性)は、自動車で丁字路を直進中、右側から右折してきた相手車両に右側から衝突されるという被害に遭いました。
斉藤さんは事故による怪我で、頚部痛、左腕のしびれの症状がありました。
相談から解決まで
斉藤さんは、事故から半年が経過して症状固定するタイミングで、初めて当事務所にご相談に来られました。初回の無料法律相談のなかで、交通事故の損害賠償の流れや、今後の見通し、後遺障害のこと等について、弁護士からご説明させていただきました。相談後すぐにご依頼いただくことになりました。
受任後、すぐに後遺障害等級認定の申請の準備にとりかかりました。申請に必要な書類を当事務所でご案内し、当事務所が代理して、斉藤さんのお怪我について後遺障害等級認定の申請をしました。申請の結果、目標としていた第14級9号(残存症状は頸部痛)の等級認定を無事に受けることができました。
認定結果を踏まえて、相手方保険会社と損害賠償の交渉を開始しました。相手方保険会社の最初の提示金額は約70万円という、裁判基準よりも低額の金額でしたが、交渉を重ねた結果、約120万円(既払金を含めると約300万円)という裁判基準に近い賠償金額で解決することができました。裁判をせずに交渉で解決できたので3か月程度の期間で賠償金の金額を決めることができました。
当事務所が関わった結果
斉藤さんは裁判することを希望していなかったので、相手方と交渉を重ね、裁判基準に近い水準で早期に解決することができてよかったです。
解決のポイントは以下の点です。
1慰謝料を適正な金額にすること
相手方保険会社は、当初、裁判基準の慰謝料(裁判所で一般的に認められ得る金額)よりも一、二割低い水準の金額を提示してきていました。
本件では交渉開始前に弁護士が代理していたので一、二割減でしたが、弁護士が入っていないとさらに低い水準の慰謝料が提示されることがあります。
そのため、慰謝料の金額については、示談前によく確認する必要があります。
慰謝料には、入通院慰謝料と、後遺障害慰謝料があります。
本件では、上記2つの慰謝料の金額をともに増額することができ、賠償金を35万円増額することができました。
2過失割合をしっかり検討すること
本件は、加害者側の不注意によって生じた交通事故ではありましたが、交通事故の賠償の場面では当方側にも過失割合がでる事案でした。最終的に解決するまでに、刑事記録(物件事故報告書)を取り寄せて、裁判になったらどの程度の過失割合になるかをしっかりと検討したうえで、過失割合を相手方と決めました。
過失割合について争いがある場合には、刑事記録を取り寄せて裁判の見通しを検討したうえで交渉すると、納得した結果が得られやすいと思います。
依頼者様の感想
お世話になり、ありがとうございました。
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