会社員の女性が頭部外傷、脳挫傷痕により後遺障害等級12級相当となり510万円を受領
最終更新日:2023年01月30日

- 監修者
- よつば総合法律事務所
- 弁護士
- 大友 竜亮

- 病名・被害
- 急性硬膜外血腫・脳挫傷
- けがの場所
- 頭部
- 最終獲得金額
- 510万円
- 後遺障害等級
- 12級
事故の状況
安田さん(仮名)が青信号で横断歩道を渡っていました。交差点を右折してきた車両が止まらず進んできたため、ぶつかりました。
安田さんは、事故により急性硬膜外血腫、脳挫傷及び頭がい骨骨折の傷害となります。2年以上の治療をしました。
ご相談内容
2年が経過し、保険会社は安田さんの治療費を打ち切りました。そのため、安田さんは今後どのようにすればよいかわからず、よつば総合法律事務所に相談しました。
そして、安田さんは、後遺障害の申請と賠償額の交渉のため、よつば総合法律事務所にお願いしました。
安田さんのご相談内容のまとめ
- 後遺障害の申請のやり方がよくわからない。
- 賠償の交渉を弁護士にお願いしたい。
弁護士の対応と結果
全面的な後遺障害認定のサポートを弁護士がしました。その結果、12級の後遺障害になりました。自賠責保険会社に被害者請求をしていたため、先に224万円が振込されました。
そして、弁護士が任意保険会社と交渉した結果、追加で約286万円をもらえました。
結果として、約510万円を安田さんはもらえました。
受け取った約510万円の内訳
受け取った金額 | |
自賠責保険 | 2,240,000円 |
任意保険 | 2,860,000円 |
合計額 | 5,100,000円 |
解決のポイント
1. 後遺障害の申請の準備が重要
頭部のけがは画像の所見が重要です。
安田さんが始めた相談したときの画像資料では、事故による障害があるかわかりませんでした。
そこで、MRIという画像を弁護士が病院から取得しました。そうすると、安田さんの脳に脳挫傷痕があることがわかりました。脳挫傷痕とは脳のけがの証拠です。脳挫傷痕があると後遺障害になる確率が高いです。
けがの種類によって検討する画像は異なってきます。正確な医学知識を元に後遺障害の手続きを行うことが重要です。
不幸にも症状が残ってしまったときは、適正な後遺障害の認定を受けることが重要です。
よつば総合法律事務所で全面的なサポートを行った結果、適正な後遺障害の認定を受けることができ、ホッとしています。
2. 頭部の外傷は慎重な手続きが必要
頭部の外傷は、見た目には全く症状がないこともあります。しかし、MRI検査やCT検査、神経心理学的検査をしてみると問題が発覚することがあります。
示談をしてしまうとやり直しはできません。頭部の外傷のときは、示談の前に慎重に手続きを進めることが必要です。
3. 交通事故の知識を分かりやすくお伝えする
交通事故の損害賠償請求は、専門的な知識が多いです。はじめて交通事故にあった方には理解しにくいこともあります。
よつば総合法律事務所では、事案の解決だけではなく、法律知識をお客様にわかりやすく丁寧にお伝えすることも心掛けています。今回も、安田さんがご不明に思っていることを、分かりやすく丁寧にお伝えしました。
ご依頼者様の感想
度々の質問に対しても毎回丁寧にお答えいただいて満足しています。ありがとうございました。
(千葉県千葉市・40代・女性・会社員)
本事案は実際のお取り扱い案件ですが、プライバシー保護のため、事案の趣旨を損なわない範囲で一部内容を変更や省略していることがあります。写真はイメージ画像であり実際のお客様とは異なります。記載内容は当事務所のPRを含みます。
本事例へのよくある質問
- Q被害者請求とは何ですか?
-
被害者請求とは自賠責保険会社に直接請求するやり方です。
後遺障害の請求方法は2種類です。被害者請求と事前認定です。事前認定とは相手任意保険会社に手続きを任せるやり方です。
- Q頭部の外傷はどのような後遺障害の可能性がありますか?
-
1~14級の可能性があります。MRIやCTでの画像所見があるときは、12級以上の後遺障害になることが多いです。
- Q頭部外傷のMRI検査とCT検査の役割はどのようなものですか?
-
脳損傷があるかどうかや程度を把握できる検査です。CTよりMRIがより詳細を把握できます。事故後早めの画像検査をおすすめします。
- Q頭部外傷の治療終了の時期はいつころが多いですか?
-
事故から1~2年ほどが多いです。

- 監修者
- よつば総合法律事務所
- 弁護士
- 大友 竜亮