事例183頚椎捻挫
専業主婦が頚椎捻挫後の頸部痛により14級9号の認定を受け、約320万円を獲得した事例
最終更新日:2024年03月07日
文責:弁護士 小林 義和
保険会社提示額 : 提示前のご依頼
- 解決額
- 320万円
- 病名・被害
-
- むちうち(首・腰)
- 怪我の場所
-
- 首
- 後遺障害等級
-
- 14級
事故発生!自動車対自動車の事故
平成28年某月、後藤さん(仮名・流山市在住・50代・女性・主婦)が車道を走行していていたところ、対向車線を走行してきた相手方車両が、センターラインを超えて進入してきたために、衝突したという事故に遭いました。
相談から解決まで
後藤さんは、頚椎捻挫等の傷害を負い、約半年にわたる通院を余儀なくされました。
当事務所には、後遺障害申請段階からご依頼頂き、当事務所にて後遺障害申請を行い、その後、示談交渉までご依頼頂きました。
当事務所が関わった結果
当事務所が依頼を受け、後遺障害申請を行った結果、頸部痛の症状について後遺障害14級が認定されました。
その後の交渉についても、粘り強く交渉を重ねた結果、被害の回復を図ることができました。
解決のポイントは以下の点です。
1後遺障害の認定
ご依頼頂いた当初は、症状で苦しまれていましたが、どうされたらよいかわからずご不安とのことでした。
そのため、事故の衝撃の程度や症状等を詳しくお伺いさせて頂き、後遺障害申請段階では、なるべく状況を正確にお伝えできるようにアドバイスをさせて頂きながら申請を行いました。
その結果、症状に見合った後遺障害等級が認定されることとなりました。
2休業損害
本件では、依頼者の方は専業主婦をされておりました。そのため、事情をよくお伺いした上で、どのような家事をされていて、どの程度事故により家事に影響があったのかをお伺いさせて頂きました。
その上で、どれくらい家事に支障があったのかを日数で算定して、相手方保険会社と交渉を致しました。
その結果、解決額約320万円(既払金含めると約620万円)
適正と思われる水準の金額で示談することができました。
依頼者様の感想
大変お世話になりました。ありがとうございました。
※プライバシー保護のため、地名については実際にお住まいの場所の近隣ですが実際とは異なる場所を記載してあることがあります。
文責:弁護士 小林 義和
本事例へのよくある質問
- 頚椎捻挫ではどのような後遺障害の可能性がありますか?
- 次の後遺障害の可能性があります。
- 局部に頑固な神経症状を残すもの(12級13号)
- 局部に神経症状を残すもの(14級9号)
- 専業主婦でも休業損害は認められますか?
- 事故により家事ができなかった場合には認められます。
- 専業主婦の休業損害はどのように計算しますか?
- 賃金センサスの女性の学歴計・全年齢平均賃金÷365日×休業期間で計算します。
- 令和4年の賃金センサスによると、女子の全学歴全年齢平均の賃金センサスは、385万9400円となっており、1日当たりの休業損害額は、385万9400円÷365日=10,574円になります。
- 局部に神経症状を残すもの(14級9号)の専業主婦の逸失利益はどのように計算しますか?
- 【賃金センサスの女性の学歴計・全年齢平均賃金】を元にして5%の収入減が5年間あったという前提で計算をすることが多いです。
- 専業主婦であることをどのように証明すればよいですか?
- ①同居の家族全員の住民票や②所得がないことを証明する非課税証明書などで証明します。