橈骨遠位端骨折(12級)の40代会社員が、交渉により1620万円を獲得した事例
最終更新日:2023年06月21日

- 監修者
- よつば総合法律事務所
- 弁護士
- 大澤 一郎

- 病名・被害
- 左橈骨遠位端骨折・頭部挫傷
- けがの場所
- 手・肩・肘
- 最終獲得金額
- 1620万円
- 後遺障害等級
- 12級
事故の状況
天童さん(仮名)は車を運転していました。すると、対向車線からセンターラインオーバーの車が突っ込んできます。車と車はぶつかりました。
ご相談内容
天童さんのけがは、橈骨遠位端骨折や頭部挫傷です。7か月の通院をしたものの、左手の関節の痛みや動く範囲の制限が残りました。
後遺障害は「一上肢の三大関節中の一関節の機能に障害を残すもの」(12級6号)となります。そのあと、天童さんは弁護士に相談しました。
弁護士費用特約もあったので、天童さんは弁護士にそのまま頼むことにしました。
弁護士の対応と結果
弁護士は保険会社との交渉をスタートします。何度かやりとりを続けたところ、賠償額は約1400万円まで増えました。
もっとも、そこからが難航します。
しかし、何度も何度も粘り強く弁護士が交渉したところ、最後は1620万円で合意できました。天童さんも弁護士も納得できる解決でした。
解決のポイント
1. 粘り強い賠償交渉で1620万円まで増額
保険会社は1400万円を超える支払いに難色を示していました。しかし、弁護士は次のような活動を続けました。
- 天童さんに有利になる計算書を何度も作成
- 過去の裁判の事例など、天童さんに有利になる点を保険会社に主張
- 何度も粘り強く交渉を継続
その結果、天童さんも満足の1620万円を受け取る合意ができました。解決までの期間は3か月でした。
2. スピーディーな3か月以内の解決
保険会社との交渉は1~3か月以内での解決が多いです。しかし、今回の保険会社は回答が遅い状況でした。
そこで、弁護士は次のような点に注意しながら交渉を進めます。
- 弁護士ができることはなるべく早く進める。
- 保険会社からの回答がないときは何度も督促を続ける。
結果として、なんとか3か月以内での解決をすることができました。天童さんも納得できる水準でした。
ご依頼者様の感想
賠償について全く分からないため、お願いをして良かったです。説明が丁寧でレスポンスも早かったため、ストレスなく解決まで進むことができました。
(千葉県柏市・40代・男性・会社員)
本事案は実際のお取り扱い案件ですが、プライバシー保護のため、事案の趣旨を損なわない範囲で一部内容を変更や省略していることがあります。写真はイメージ画像であり実際のお客様とは異なります。記載内容は当事務所のPRを含みます。
本事例へのよくある質問
- Q相手の保険会社の回答が遅いときはどうすればよいですか?
-
まずは督促しましょう。督促は電話が基本です。メールなど証拠に残る方法も併用しましょう。
あまりにも交渉が進まないときは、交通事故紛争処理センターや裁判所への申し立ても選択肢の1つです。

- 監修者
- よつば総合法律事務所
- 弁護士
- 大澤 一郎