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解決事例

事例150頸椎捻挫・腰椎捻挫

専業主婦が、頸椎捻挫後の頸部痛・肩痛,腰椎捻挫後の腰痛の症状について、併合14級の認定を受け、相手方保険会社から550万円を獲得した事例

最終更新日:2023年06月21日

文責:弁護士 粟津 正博

保険会社提示額 : 270万円

解決額
550万円
増額倍率 :2
病名・被害
  • むちうち(首・腰)
怪我の場所
  • 腰・背中
  • 手・肩・肘
後遺障害等級
  • 14級

事故発生!自動車自動車の事故

平成26年某月、原園さん(仮名・木更津市在住・50代・女性・主婦)が、自動車を運転して停車中、後方から来た自動車に追突されるという事故に遭いました。

相談から解決まで

腰椎捻挫
被害者は、頸椎捻挫、腰椎捻挫により、頸部痛、両肩痛、両肘痛、腰部痛に悩まされました。被害者は、事故直後から1年3か月治療を継続し、頸椎捻挫後の頸部痛・肩痛、腰椎捻挫後の腰痛の症状について、併合14級が認定されました。

その後、相手方保険会社と交渉をされていましたが、相手方保険会社の提示額に疑問を持ち当事務所にご相談にいらっしゃいました。

当事務所が代理し、相手方保険会社との賠償交渉を行った結果、280万円が増額され、550万円を受け取ることで示談をしました。受任してから約3か月でスピード解決をすることができました。

当事務所が関わった結果

当事務所が依頼を受けた結果、既払金を除いて、相手方保険会社から550万円を受け取ることが出来ました。

解決のポイントは以下の点です。

1慰謝料の増額

本件では、被害者は、1年以上の通院を余儀なくされ、頸部痛、両肩痛、両肘痛、腰部痛に悩まされ、非常につらい思いをされていました。

当事務所が関与し、被害者の具体的な状況を相手方保険会社に伝え、慰謝料だけで130万円を増額することが出来ました。

2主婦としての休業損害

被害者は、本件事故前までは、主婦として家事に従事され、小さなお子様もいらっしゃいました。

しかし、本件事故により、被害者は、頸部痛、両肩痛、両肘痛、腰部痛といった症状により家事に重大な支障を受け、また多数回の通院を余儀なくされ、家事の大半を行うことが出来なくなり、ご家族に迷惑をかけていたという事情がありました。

最終的には、事故から3か月は100%休業(家事が出来なかった)、3か月~6か月は50%休業、6か月~9か月は25%休業、9か月~症状固定までは15%休業という形(金額に換算すると150万円)で、相手方保険会社に休業損害を賠償させることが出来ました。

依頼者様の感想

大幅に増額してもらい感謝しています。

※プライバシー保護のため、地名については実際にお住まいの場所の近隣ですが実際とは異なる場所を記載してあることがあります。

本事例へのよくある質問

主婦の休業損害を計算する際、休業の期間・日数はどのように決めるのでしょうか?
保険会社との任意の交渉の場合には、色々な方法で休業の期間・日数を決めます。具体的には以下のとおりです。 ①ざっくりと「〇日」とする方法 保険会社からの最初の提案によくあります。半年程度むちうちで通院していたような場合には、「とりあえず30日分認定します。」ということがありますが、あまりその日数に理由はないことが多いです。

②通院日数を基準に決める方法 実際に通院をした日数やその半分程度を休業日数とすることがあります。これは怪我の症状で家事ができなかったことの他に、実際に通院をすることで家事にかけることができた時間がなくなってしまったことを反映できる決め方だと思います。

③期間に応じて労働能力を決める方法 一般論として、怪我をした場合、通院治療を加えることで時間が経つにつれて症状が良くなっていく傾向にあります。

そのため、最初の○ヶ月は100%家事をすることができなかったけど、次の◯ヶ月は75%程度に減って、次の◯ヶ月は…、と時間の経過とともに家事に従事する割合を多くするように休業の期間・日数を決めることがあります。
主婦の休業損害をしっかりと受け取るためにはどのようなことをすればいいですか?
実情をしっかりと伝えるようにしましょう。 保険会社との任意の交渉でなかなかこちらの納得できる金額を提示してこないことがあります。その場合、陳述書を作成して保険会社に提出することがあります。

陳述書の内容は、「事故の影響でどれだけ家事をすることができなくなったのか」を記載します。具体的には、事故前に行っていた家事の内容と、事故後に怪我の影響でできなくなった家事を具体的に記載していくことが多いです。

陳述書を作成する際にはできる限り具体的にこれらの内容を記載していくことが重要になります。