頚椎捻挫と腰椎捻挫（14級）の30代兼業主婦が、交渉で300万円を獲得した事例

事故の状況

金沢さん(仮名)は、車を運転して赤信号で止まっていました。すると、うしろから車に追突されました。

ご相談内容

金沢さんのけがは頚椎捻挫と腰椎捻挫です。そして、事故後の早い段階から保険会社は弁護士を立ててきました。

そこで、金沢さんも弁護士に相談のうえ、弁護士に依頼することにしました。

弁護士の対応と結果

治療費の打ち切りを1か月延長

事故から5か月たったころ、保険会社は治療費を打ち切る旨を主張してきました。

これに対して、弁護士は次のように主張します。

1. 金沢さんの現在の症状
2. 金沢さんの治療の経緯
3. 主治医の判断を尊重した判断をすべきであること

結果として、治療費の打ち切りを一度保険会社は撤回します。最終的には、6か月金沢さんは治療を続けることができました。

14級で75万円を自賠責保険会社から受領

事故から6か月で金沢さんは治療を終了し、症状固定となります。

弁護士が後遺障害の申請をしたところ、次のとおり14級となりました。

1. 頚椎捻挫後の首の痛みについて「局部に神経症状を残すもの」（14級9号）
2. 腰椎捻挫後の腰の痛みについて「局部に神経症状を残すもの」（14級9号）
3. あわせて併合14級

14級になったので、自賠責保険会社から金沢さんは75万円を受領しました。

交渉で225万円を任意保険会社から受領

弁護士は保険会社の弁護士との交渉をスタートします。比較的スムーズに進み、225万円で合意します。

金沢さんは、任意保険会社から225万円を受領しました。

まとめ：弁護士の対応と結果

1. 治療期間を5か月から6か月に延長することに成功
2. 14級の後遺障害の獲得に成功
3. 自賠責保険会社から75万円の受領に成功
4. 任意保険会社から225万円の受領に成功
5. 合計で300万円の受領に成功

解決のポイント

1. 治療期間6か月の確保に成功

弁護士が入ったことにより、保険会社は事故から6か月治療費を支払いました。

頚椎捻挫や腰椎捻挫では、事故から6か月未満での治療終了だと後遺障害にならないことがほとんどです。今回は事故から6か月通院できたことにより、無事に後遺障害の認定となりました。

2. 弁護士費用特約の利用

金沢さんは弁護士費用特約に入っていました。そのため、実質的には弁護士費用ゼロで弁護士に依頼できました。

弁護士費用特約が使えるときは、積極的に弁護士への相談や依頼を検討しましょう。

ご依頼者様の感想

早期の解決に満足しています。

（千葉県千葉市・30代・女性・兼業主婦）

本事例へのよくある質問