千葉県野田市の60代無職男性の死亡事故で、裁判にて3320万円を受け取った事例
最終更新日:2023年04月20日

- 監修者
- よつば総合法律事務所
- 弁護士
- 大澤 一郎

- 病名・被害
- 死亡
- けがの場所
- 頭部
- 最終獲得金額
- 3320万円
- 事例の特徴
- 死亡事故
事故の状況
岸田さん(仮名)は横断歩道を歩いていました。すると、右からきた車に衝突されました。
ご相談内容
残念ながら、岸田さんは外傷性クモ膜下出血でお亡くなりになりました。
事故直後にご遺族が弁護士に相談
死亡事故でもあり、事故直後にご遺族は弁護士に相談します。
ご遺族は弁護士から次のアドバイスを受けます。
- 加害者の刑事処罰を重くしたいのであれば、刑事事件の判決が確定するまではお金の交渉はしない方がよい。
- 死亡という重大な結果なので、民事事件も裁判となることは多い。
岸田さんのご遺族は今後の流れがわからず不安だったこともあり、弁護士に頼むことにしました。
弁護士の対応と結果
加害者の刑事事件の判決を待って、弁護士は保険会社との交渉をスタートします。
交渉での保険会社の提示額は低く、交渉は決裂します。
裁判を起こしたところ、最後は裁判所で和解をすることにより、3320万円を受け取る合意がまとまりました。
注 裁判期日は複数回開かれます。
注 証人尋問とは当事者が裁判所で話す手続です。行われる場合と行われない場合があります。
解決のポイント
1. 刑事事件の判決を待ってから示談交渉をスタート
岸田さんのご遺族は、加害者に厳罰を望んでいました。そのため、刑事事件の判決を待ってから示談交渉をスタートすることとしました。
示談交渉を先行すると、刑事事件の判決で加害者に有利な判決となる確率が上がります。そのため、刑事事件の判決確定までは示談交渉をしない事案も多いです。
2. 弁護士の主張をおおむねすべて認めた裁判上の和解が成立
事故態様の証拠となる刑事記録、収入関係の書類など、できる限りの証拠を裁判のスタート時に裁判所に出しました。
いろいろな争いはあったものの、弁護士の主張をおおむねすべて認めた裁判上の和解が成立しました。
ご依頼者様の感想
先生にお願い出来て本当に良かったです。長い間、ありがとうございました。
(千葉県野田市・60代・男性・無職の岸田さんのご遺族)
本事案は実際のお取り扱い案件ですが、プライバシー保護のため、事案の趣旨を損なわない範囲で一部内容を変更や省略していることがあります。写真はイメージ画像であり実際のお客様とは異なります。記載内容は当事務所のPRを含みます。
本事例へのよくある質問
- Q死亡事故ではどのような相談が多いですか?
-
死亡事故では次のような相談が多いです。
- 保険会社と示談交渉を始めてもよいですか?
- 葬儀に加害者がきたいと言っています。どうすればよいですか?
- 保険会社と話をしたくありません。どうすればよいですか?
- 加害者が逮捕されていません。おかしくないですか?
- 加害者が警察から釈放されました。おかしくないですか?
- 加害者の刑事処分を重くしたいです。どうすればよいですか?
- 加害者の刑事処分がされませんでした。どうすればよいですか?
- 相続手続はどうすればよいですか?
- 当面の生活費がありません。どうすればよいですか?
- 葬儀費用はどのくらい認められますか?
- 慰謝料はどのくらい認められますか?
- 逸失利益はどのくらい認められますか?
- 自賠責保険に被害者請求した方がよいですか?それとも加害者の任意保険会社と交渉した方がよいですか?
- Q死亡事故は裁判になることが多いですか?
-
死亡事故の場合、結果が重大であるため裁判になることが多いです。
裁判にはメリットとデメリットがあります。慎重に弁護士と検討しながら進めましょう。

- 監修者
- よつば総合法律事務所
- 弁護士
- 大澤 一郎