頚椎捻挫(14級)の50代専業主婦について、弁護士が交渉して賠償額が220万円から360万円に増えた事例
最終更新日:2023年04月06日

- 監修者
- よつば総合法律事務所
- 弁護士
- 三井 伸容

- 病名・被害
- 頚椎捻挫
- けがの場所
- 首
- 最終獲得金額
- 360万円
- 後遺障害等級
- 14級
- 事例の特徴
- むちうち(首・腰)
ご相談内容
角谷さんは約1年の治療を続けたものの、首の痛みは完治せずに症状固定となります。
後遺障害は14級
角谷さんは自分で後遺障害の手続きをします。
その結果、頚椎捻挫後の首の痛みについて「局部に神経症状を残すもの」(14級9号)となりました。
保険会社の提示額は220万円
角谷さんは保険会社から賠償額の提示を受けます。金額は220万円です。
弁護士費用特約もあったので、角谷さんは弁護士に相談してみることにしました。
賠償額が増えそうだったので弁護士に依頼
弁護士に相談したところ、角谷さんは次のようなアドバイスを受けました。
- 220万円は少ない。
- 保険会社の提示は主婦の逸失利益がゼロになっていておかしい。
- 弁護士費用特約があるのであれば、弁護士に依頼がよい。
角谷さんは相談後、そのまま弁護士に頼むことにしました。
弁護士の対応と結果
弁護士は保険会社との交渉をスタートします。
弁護士が交渉することにより逸失利益や慰謝料が増えます。その結果、220万円だった損害額が360万円に増えました。140万円の増額です。
解決までの期間は2か月の早期解決でした。
解決のポイント
1. 逸失利益がゼロから70万円に増額
はじめの保険会社の提示は逸失利益がゼロでした。
これに対して、弁護士は専業主婦としての仕事ができなくなったことを逸失利益として主張します。
最終的には70万円の逸失利益を獲得できました。
2. 慰謝料が70万円増額
はじめの保険会社の提示は、どちらの慰謝料も少ないものでした。
これに対して、弁護士は裁判の基準での慰謝料を請求します。
最終的には双方が歩み寄って合意します。慰謝料は70万円増えました。
3. 2か月での早期解決
角谷さんは弁護士と連絡をこまめにとりながら、交渉の経過や損害の算出方法について説明を受けました。
角谷さんは、はじめは保険会社の対応に不満でした。しかし、言い分をしっかりと保険会社に伝えることで、早期の和解に納得できました。合意までの期間は2か月の早期解決でした。
ご依頼者様の感想
法律事務所にお願いすることに抵抗があって伺いましたがとても分かりやすい説明をして頂き、安心いたしました。
また、示談額がアップとなり大変満足しております。本当にありがとうございました。
(千葉県野田市・50代・女性・専業主婦)
本事案は実際のお取り扱い案件ですが、プライバシー保護のため、事案の趣旨を損なわない範囲で一部内容を変更や省略していることがあります。写真はイメージ画像であり実際のお客様とは異なります。記載内容は当事務所のPRを含みます。
本事例へのよくある質問
- Q頚椎捻挫で1年間の通院というのは長いですか?
-
比較的長いです。頚椎捻挫だと3カ月から6か月の通院期間が多いです
- Q初回相談から2か月での解決は早いですか?
-
後遺障害のある事案で2か月の解決は早いです。交渉での解決だと3~6か月が一般的です。
- Q360万円という賠償額は妥当ですか?
-
①専業主婦②14級9号の後遺障害③過失無の事案だとすると、360万円という賠償額は妥当です。

- 監修者
- よつば総合法律事務所
- 弁護士
- 三井 伸容