事例061頚椎捻挫
相手方保険会社と交渉して示談金額を大幅に増額した事例(14級9号)
最終更新日:2023年04月06日
文責:弁護士 大澤 一郎
保険会社提示額 : 220万円
- 解決額
- 360万円
- 増額倍率 :1.6倍
- 病名・被害
-
- むちうち(首・腰)
- 怪我の場所
-
- 首
- 後遺障害等級
-
- 14級
事故発生!自動車対自動車の事故
平成24年某月、角谷庸子さん(仮名・七光台在住・50代・女性・主婦)が自動車を運転中、後方から自動車に衝突されるという被害に遭いました。
相談から解決まで
被害者は、事故により頚椎捻挫の傷害を負い、約1年間の通院をしていました。後遺障害14級9号が認定された後、当事務所が受任し、相手方保険会社と交渉を開始しました。
交渉の結果、当初提案から約140万円増額した金額で交渉が成立しました。
当事務所に相談に最初に来所いただいてから、約2ヶ月でのスピード解決となりました。
当事務所が関わった結果
当事務所が交渉を行ったところ示談の金額が大幅に上昇しました。
解決のポイントは以下の点です。
1逸失利益の算定
相手方保険会社は当事務所受任前、後遺障害の逸失利益を全く支払わないと主張しました。
当方では後遺障害が、主婦として行わなければいけない家事に支障をきたしていることを訴え、裁判上の基準に基づいて適正な金額を請求しました。
2入通院慰謝料・後遺障害慰謝料
相手方保険会社は当事務所受任前、入通院慰謝料及び後遺障害慰謝料について保険会社の基準に基づき、裁判基準に比べて低く算定していました。
そこで、当事務所は裁判基準による適正な慰謝料を請求しました。
3早期の解決
今回の件では、依頼者様と連絡をこまめにとりながら、交渉の経過、損害の算出方法について丁寧に説明いたしました。依頼者様も、当初は相手方保険会社の対応に難色を示していましたが、言い分をしっかりと保険会社に伝えることで、早期の和解という形で納得して頂くことができました。
依頼者様の感想
法律事務所にお願いすることに抵抗があって伺いましたがとても分かりやすい説明をして頂き、安心いたしました。また、示談額がアップとなり大変満足しております。本当にありがとうございました。
※プライバシー保護のため、地名については実際にお住まいの場所の近隣ですが実際とは異なる場所を記載してあることがあります。
文責:弁護士 大澤 一郎
本事例へのよくある質問
- 頚椎捻挫ではどのような後遺障害の可能性がありますか?
- 次の後遺障害の可能性があります。
- 局部に頑固な神経症状を残すもの(12級13号)
- 局部に神経症状を残すもの(14級9号)
- 頚椎捻挫で1年間の通院というのは長い方ですか?
- 長い方です。頚椎捻挫の場合、3カ月から6か月の通院期間であることが多いです。
- 治療費が打ち切りされにくいのは、①主治医の意見が事故による治療がまだ必要という意見である場合、②症状が改善傾向である場合、③検査結果に異常がある場合、④「あと〇か月程度で治療終了見込」など終了見込がある場合などです。
- 主婦でも休業損害は認められますか?
- 事故により主婦ができなかった期間や割合に応じて認められます。
- 初回相談から2カ月での解決は早いですか?
- 後遺障害のある事案の場合だとすると2カ月での解決は早いです。
- 本事案で220万から360万に増額した理由は何ですか?
- ①主婦の逸失利益、②慰謝料(入通院慰謝料及び後遺障害慰謝料)が大幅に増加したことが理由です。