頚椎捻挫(14級)の30代男性アルバイトが、弁護士のアドバイスにより後遺障害の申請をするなどして、トータルで295万円を獲得できた事例

最終更新日:2023年05月24日

監修者
よつば総合法律事務所
弁護士
大澤 一郎
当初の提示額
64万円
最終獲得金額
295万円
4.7 増額
千葉県柏市・30代・男性・アルバイト
病名・被害
頚椎捻挫
けがの場所
最終獲得金額
295万円
後遺障害等級
14級
事例の特徴
むちうち(首・腰)

事故の状況

佐々木さん(仮名)が車を運転して直進していたところ、対向車線を走っていた車がセンターラインをオーバーして衝突しました。

ご相談内容

佐々木さんのけがは頚椎捻挫です。6カ月ほどの治療を続けたものの、完治せずに症状固定となりました。

保険会社の提示額は63万8910円

佐々木さんは保険会社から賠償金の提示を受けます。金額は63万8910円です。

弁護士費用特約を使って弁護士に依頼

佐々木さんは63万円の提示が適切かどうかよくわかりません。そこで、佐々木さんはよつば総合法律事務所に問い合わせをします。

弁護士と相談をしたところ、佐々木さんは次のようなアドバイスを受けました。

  1. 63万円は後遺障害がないという前提での金額になっている。
  2. 後遺障害になれば金額が大幅に増える。
  3. 弁護士費用特約があるのであれば、弁護士が手続きをしたほうがよい。

弁護士費用特約はあったので、佐々木さんは弁護士に頼むことにしました。

正面衝突

弁護士の対応と結果

14級で75万円を自賠責保険会社から受領

弁護士が後遺障害の申請をしたところ、首の痛みについて「局部に神経症状を残すもの」(14級9号)となりました。

14級になったので、佐々木さんは自賠責保険会社から75万円を受領しました。

交渉で220万円を任意保険会社から受領

弁護士は任意保険会社との交渉をスタートします。

はじめの保険会社の提示は慰謝料逸失利益が少ないものでした。

弁護士が増額を請求したところ大幅に金額が増えます。はじめの提示は63万8910円でしたが、220万円まで増えました。

佐々木さんは、220万円を任意保険会社から受領しました。

解決のポイント

1. 弁護士のアドバイスにより後遺障害の申請を行う!

佐々木さんが弁護士に相談をした理由は、63万円という示談金が適正かどうかを知りたかったからです。佐々木さんは後遺障害の申請のことは考えていませんでした。

しかし、弁護士のアドバイスを聞いて、佐々木さんは後遺障害の申請をすることにしました。結果として、首の痛みについて「局部に神経症状を残すもの」(14級9号)の後遺障害となりました。大幅に賠償金も増えました。

後遺障害ではないと思い込むことなく、症状が残っているときは申請することをおすすめします。

2. 逸失利益ゼロの不当な提案を変更させる!

後遺障害になったにもかかわらず、保険会社の提案する逸失利益はゼロでした。明らかに不当です。

弁護士が増額を請求したところ、裁判の基準とほぼ同額の逸失利益を受領できました。佐々木さんも納得できる水準です。

保険会社の提案は逸失利益が漏れていることがあります。後遺障害になったときは逸失利益が漏れていないか慎重に検討しましょう。

3. 慰謝料を裁判基準に変更させる!

はじめに保険会社が提示した慰謝料は、自賠責保険の基準による低いものでした。

そこで、弁護士は裁判の基準による請求をします。

結果として、話し合いでの解決ではあったものの、ほぼ裁判の基準による慰謝料を受領できました。

ご依頼者様の感想

満足のいく結果をえることができました。ありがとうございました。

(千葉県柏市・30代・男性・アルバイト)

本事案は実際のお取り扱い案件ですが、プライバシー保護のため、事案の趣旨を損なわない範囲で一部内容を変更や省略していることがあります。写真はイメージ画像であり実際のお客様とは異なります。記載内容は当事務所のPRを含みます。

本事例へのよくある質問

Qもらい事故の慰謝料はいくらになりますか?

頚椎捻挫で6か月通院して後遺障害14級になったもらい事故の慰謝料は、裁判の基準だと次のとおりです。

  1. 入通院慰謝料 89万円
  2. 後遺障害慰謝料 110万円
Q逸失利益を増やすにはどうすればよいですか?

逸失利益を増やすには次の点を増やす必要があります。

  1. 基礎となる年収を増やす。
  2. 労働能力の喪失率を増やす。
  3. 労働能力の喪失期間を増やす。

逸失利益の計算方法は複雑です。悩んだら、交通事故に詳しい弁護士への相談をおすすめします。

監修者
よつば総合法律事務所
弁護士
大澤 一郎

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