腕神経叢引き抜き損傷(5級)の20代男性会社員が、5000万円を獲得した事例
最終更新日:2024年08月28日

- 監修者
- よつば総合法律事務所
- 弁護士
- 大澤 一郎

- 病名・被害
- 左腕神経叢引き抜き損傷
- けがの場所
- 手・肩・肘
- 最終獲得金額
- 5000万円
- 後遺障害等級
- 1~5級
事故の状況
高橋さん(仮名)はオートバイで優先道路を進んでいました。すると、脇道から出てきた車とぶつかりました。
ご相談内容
高橋さんのけがは左腕神経叢引き抜き損傷です。通院とリハビリを続けたものの、腕や手が動かないという症状が残りました。
後遺障害の申請から弁護士に依頼
高橋さんは治療終了前に弁護士に相談しました。後遺障害の申請のところから弁護士に依頼をしたかったからです。
弁護士に相談後、そのまま高橋さんは弁護士に依頼しました。
弁護士の対応と結果
後遺障害は5級6号
弁護士が申請をしたところ、後遺障害は「一上肢の用を全廃したもの」(5級6号)となりました。
保険会社の提示額は3600万円
保険会社は弁護士に保険金を提示します。金額はトータルで3600万円です。
弁護士が検討をしたところ、逸失利益などについて適切とはいえない金額でした。
交渉の結果5000万円で合意
弁護士は保険会社との交渉を続けます。その結果、保険会社が譲歩して金額が増えます。
最終的には5000万円で合意することができました。
弁護士の対応と結果のまとめ
- 後遺障害申請により「一上肢の用を全廃したもの」(5級6号)の後遺障害を獲得
- 保険会社との交渉によりトータルで5000万円を獲得
解決のポイント
1. 治療中に弁護士に相談
高橋さんは、治療中から弁護士に相談していました。そのため、後遺障害診断書などを適切に準備でき、5級6号の後遺障害となりました。
高橋さんの後遺障害は無事に認定されましたが、専門家に相談しないと適切な認定にならないケースもあります。後遺障害の申請前には弁護士への相談をおすすめします。
2. 逸失利益の基礎となる年収の増額に成功
逸失利益とは、後遺障害により減った収入への賠償です。
はじめの保険会社の提示は、高橋さんの年収を現時点での高橋さんの年収で計算していました。
しかし、高橋さんは20代と若いです。今後の年収増の可能性もあります。そのため、20代ではなく全年齢の高い平均年収を元に計算する合意ができました。
基本となる年収が増えたので、高橋さんの逸失利益も増えました。
3. 適正な慰謝料の獲得に成功
弁護士はどちらも裁判の基準に基づく慰謝料を請求します。結果として、裁判の基準の100%に近い慰謝料を獲得できました。
ご依頼者様の感想
裁判等の手続をとらずに早期に和解することができて良かったと思っています。お世話になりました。
(千葉県流山市・20代・男性・会社員)
本事案は実際のお取り扱い案件ですが、プライバシー保護のため、事案の趣旨を損なわない範囲で一部内容を変更や省略していることがあります。写真はイメージ画像であり実際のお客様とは異なります。記載内容は当事務所のPRを含みます。
本事例へのよくある質問
- Q示談交渉のポイントはどのようなものですか?
-
示談交渉には次のようなポイントがあります。
- 事前に相場を把握する
- 漏れやすい項目に注意する
- 増額の可能性が高い項目に注目する
- 「論より証拠」
- 弁護士に相談・依頼する
- 後遺障害申請を行う
- Q慰謝料増額のポイントはどのようなものですか?
-
慰謝料の増額には次のようなポイントがあります。
- 適切な期間の通院を行う
- 適切な計算方法(裁判基準)で慰謝料を計算する
- 後遺障害申請を行う
- 弁護士へ相談・依頼する

- 監修者
- よつば総合法律事務所
- 弁護士
- 大澤 一郎