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  • 私がカスタマイズした愛車がぶつけられてしまいました。カスタマイズにかかった費用も損害として請求できますか?(その1)
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質問 Q12:私がカスタマイズした愛車がぶつけられてしまいました。カスタマイズにかかった費用も損害として請求できますか?(その1)

答え A:できる場合もありますが,難しい場合が多いです。
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カスタムカーとは
 
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カスタムカーとは改造車のことをいいます。一般的には,売られている車両に手を加え,オリジナル仕様にした車両のことを改造車・カスタムカーということが多いです。
カスタムの程度は,ホイールを通常のものとは異なるものにする程度から,外装を全部変えたり,エンジンの加工に至るまで,その程度は実に様々で10車10通りといった状況です。また,カスタムにかかる金額もカスタムの程度に応じて様々です。このようなカスタマイズを好む人も多く,「カスタムCAR」という月刊雑誌もあります。
 

カスタムカーが交通事故に遭ったら?

カスタムカーが追突されるなどして交通事故の被害に遭った場合,当該車両のカスタム部分も損傷し,再度カスタマイズを施さなければいけないといった事態も発生します。また,今までお金をかけてカスタマイズしてきたことが無駄になってしまう場合もあります。そのような場合,再度のカスタマイズにかかる費用や今までカスタマイズにかけてきた費用は損害として認められるのでしょうか。
通常の車両であったら,そういった余計な費用もかからないことから,カスタムカーの修理費については裁判においても争われる場合が多いです。

交通事故における損害とは?

交通事故の物損の場合,基本的には,「車両の修理費=損害」として考えますが,車両の修理費が事故当時の車両時価額を上回る場合,原則として時価額(+買い替え諸費用)の限度までしか損害が認められないことが多いです。
カスタムカーの場合,①時価額を算定するにあたって,カスタマイズした部分を考慮すべきか,②修理の際,改造の影響から修理費が高額になり,その修理費全額が損害として認められるのか問題となります。
また,超レアケースだと思われますが,あまりに高額なカスタマイズが施されていた場合,一般人からみて通常そのようなカスタマイズが車両に施されている(=ぶつかった場合に修理費が予想もつかないほど高額になる)とは予見できないことから,そもそも損害として認められるのかも問題となります。
 
 
では,次の設問において,改造車の時価額の評価方法や,改造車の修理費が問題になった実際の裁判例などを見ていきましょう。
 
 

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