カテゴリー: 手・肩・肘の後遺障害

手・肩・肘の後遺障害

2016年04月25日
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 手・肩・肘ではどのような後遺障害の可能性が交通事故ではありますか。
 可動域制限や痛みなどの神経症状など様々な後遺障害発生の可能性があります。


◆手・肩・肘の後遺障害について
交通事故で手・肩・肘を怪我した場合,動く範囲の制限(可動域制限)や痛みなどの神経症状が交通事故の場合よく発生します。特に,バイク事故などの場合,骨折が発生することが多いです。

◆よくある傷病名について
交通事故で手・肩・肘を怪我した場合,よくある傷病名は例えば以下のような病名です。
肩甲骨骨折,橈骨遠位端骨折,橈骨近位端骨折,橈骨骨幹部骨折,橈骨頭骨折,上腕神経叢麻痺,尺骨神経麻痺,肘関節脱臼,肘頭骨折,コーレス骨折,スミス骨折,正中神経麻痺,橈骨神経麻痺,腱板断裂,肩関節脱臼,肩鎖関節脱臼,尺骨骨幹部骨折,上腕骨近位短骨折,上腕骨遠位端骨折,上腕骨顆上骨折,上腕骨外側顆骨折,腕神経叢麻痺,手根管症候群,手根不安定症,TFCC損傷

◆客観的な証拠が重要
画像などの客観的な所見が一番重要です。レントゲン(XP),MRIなどで異常があるということが後遺障害認定にとってまずは重要となります。特に自賠責調査事務所は画像重視と言われていますので,画像に異常所見があるかどうかは重要です。

◆可動域制限
各関節ごとに,後遺障害認定がなされる基準となる可動域の基準が定められています。異常のない側(健側)と比較して,4分の1以上動かない,2分の1以上動かない,ほとんど動かないなどの症状により,後遺障害等級が変わってきます。可動域制限の数値については一度医師が後遺障害診断書に記入をした後は特段の事情がない限り変更・修正はできませんので慎重な配慮が必要です。

◆可動域制限や痛みの根拠の説明
ただ痛みや可動域制限が存在するというだけは後遺障害認定はされません。画像やその他の所見から,そのような可動域制限や痛みが発生することがありえることであるのかという観点が重要となります。

◆明確な所見がなくても14級9号(局部の神経症状)が認定されることがあります。
明確な画像所見や,明確な検査結果がなく,可動域制限の根拠や痛みの根拠が明らかではない場合であったとしても,症状が医学的に推定されるということで14級9号(局部の神経症状)の後遺障害が認定されることはあります。

◆手・肩・肘の後遺障害は複雑です
手・肩・肘の後遺障害は専門性のある分野で非常に複雑です。詳しい弁護士に相談するなどして対応するのがよいでしょう。

(弁護士法人よつば総合法律事務所 弁護士 大澤一郎)

プロフィール
弁護士法人よつば総合法律事務所
地域最大級の弁護士14名が所属しております。事務所名の「よつば」は事務所に関わる人が皆幸せになるようにとの思いから名付けました。お気軽にご相談ください。
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