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交通事故で頭を打ちました。外傷はないのですが,脳神経外科を受診した方が良いでしょうか?

2018年03月16日
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交通事故で頭を打ちました。外傷はないのですが,脳神経外科を受診した方が良いでしょうか?

交通事故で頭を打っても高次脳機能障害に気付かないまま職場に復帰し,うまく仕事ができないことがあります。頭を打ったら脳神経外科などの専門医の検査を受けましょう。




 高次脳機能障害 : 脳神経外科などの専門医の検査の必要性 



◆患者本人も気付かずに高次脳機能障害を発症!?




Lさん(48歳男性)は休日に散歩中,乗用車にはねられ,歩道に頭と腕を打ち付けました。

幸い,目立った外傷はなく,救急病院でレントゲン撮影をしましたが,骨折はしておらず,特に痛むところはないし意識もはっきりして,翌日からいつものように出勤しました。




Lさんの仕事中の様子に異変が見られるようになったのは,交通事故に遭ってから1カ月後です。

記憶力が良く,仕事の段取りが良いので皆に頼りにされているLさんが,たて続けに顧客とのアポイントをすっぽかしたのです。

顧客からの問い合わせで,アポイントに出向かなかったことに気付いたLさんは平謝りしましたが,そのような失態が続くにつれて,社内での立場が悪くなり,退職に追い込まれました。




Lさんは,なぜ物覚えが悪くなったのかわからず,若年性認知症ではないかと絶望的な気持ちになりました。

しかしLさんは,認知症ではなく,交通事故の衝撃で脳が損傷したために,高次脳機能障害を発症していたのです。

Lさんが,交通事故に遭った後すぐ脳神経外科を受診していれば,もっと早く高次脳機能障害と診断され,適切な治療を受けることができていたでしょう。







◆こんな症状が現れたら脳神経外科で精密検査を




脳に傷がついても,その程度が軽い場合,受傷直後には症状が現れなかったり,外見からは発症していることがわからないことがよくありますが,怪我をした後,意識障害が起きた場合は要注意です。

スポーツをしていて頭にボールがあたり,しばらくの間ぼうっとした感覚になったり,家具に頭をぶつけてくらくらっとめまいがした経験をお持ちの方もいるでしょう。

意識障害とは,このような感覚がしばらく続き,その間の記憶がない状態を言います。

高次脳機能障害の場合,急性期すなわち,受傷直後に意識障害が現れることが多いのです。




一般的に,急性期(発症直後)の意識障害はやがて消失するので,もう良くなったと思いがちです。しかし,意識障害が現れたということは,脳の組織に何等かの異変が現れている可能性があるので,短時間で意識障害が消えても精密検査を受けるべきです。

受診する診療科目は,脳神経外科を選べば,脳のCT(コンピュータ断層撮影法)やPET(陽電子放出断層撮影法)検査など,必要に応じて専門的な検査が可能です。

高次脳機能障害の症状は,発症直後がもっとも重く,その後症状が安定する傾向があるため,頭を打ったら,できるだけ早く検査を受けることが望ましいと言えます。




▼参考記事
・高次脳機能障害の症状に気付くには,どのようにすればよいですか。
・被害者ご家族が事故後,被害者のご様子が変わったと話しており,当事務所で高次脳機能障害の可能性を指摘し,必要な検査を受けていただき,検査結果をもとに保険金額0円から4810万円で解決できた事例
・専門家との協力関係

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