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停車中の自動車の助手席のドアが開き,外にいた私が怪我をする交通事故に遭いました。この自動車の任意保険会社は対応してくれますか? また,自賠責保険はどうでしょうか?

2018年02月19日
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停車中の自動車の助手席のドアが開き,外にいた私が怪我をする交通事故に遭いました。この自動車の任意保険会社は対応してくれますか? また,自賠責保険はどうでしょうか?

自賠責保険は対応します。任意保険会社も対応する可能性が高いです。




 ドア開放事故 : 保険対応 



◆ドア開放事故も交通事故になる




駐停車中の自動車のドアが突然開くと,横にいた人や後ろから来た人がケガをすることがあります。
多いのは,後方から来た自転車や二輪車との事故です。

このような場合,車は走行していないので,「交通事故」にはならないとも考えられます。




しかし,実際に車がエンジンをかけて走行していなくても,自動車固有の装置であるドア開閉によって事故が生じたのであれば,交通事故は成立します。

このような態様で生じた交通事故のことを,ドア開放事故と呼んでいます。

交通事故ですから,警察を呼ぶべきですし,警察を呼んだら交通事故証明書も発行されます。







◆ドア開放事故と自賠責保険




それでは,ドア開放事故に自賠責保険の適用はあるのでしょうか?

自賠責保険が適用されるのは,「自動車の運行」に起因して人身損害が発生したケースです。
一般的には,運行とは,車を走行させることを指すと思います。

ですが,法律には定義規定があって,「『運行』とは,人又は物を運送するとしないとにかかわらず,自動車を当該装置の用い方に従い用いることをいう」とされています(自賠法2条2項)。

自動車のドアも,自動車に設置された固有の装置であり,ドアの開閉は,ドアの用法にしたがって使用することそのものです。




このような理屈で,実務上,駐停車中に生じたものであっても,ドア開放事故は,自動車の運行に起因して発生した交通事故であると認められています。助手席のドアであっても同様です。

したがいまして,ドア開放事故によって生じた人身損害について,自賠責保険は対応します。










◆ドア開放事故と任意保険




まず,対人賠償の任意保険が適用される場合について,多くの保険会社では,約款で「自動車の所有,使用,管理」に起因して損害が発生したときと定めています。

そして,駐停車中のドアの開閉は,自動車の「使用」に関して行った行為であるといえます。
そこで,ドア開放事故において,任意保険が対応することについては問題ないといえるでしょう。

被害者が怪我を負った場合には,対人賠償責任保険が適用されるので,治療費や慰謝料等について,加害者の任意保険が対応します。

もちろん,保険契約者が保険を使いたくないとの意向を示すなどの理由で,任意保険会社が対応を渋ることがありますが,それは別の問題です。




▼参考記事
・誰だって初めての交通事故
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・当事務所の交通事故解決事例




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