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交通事故の労災保険の障害認定手続について教えてください。不服があるときはどうしたらよいですか?

2018年01月19日
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交通事故の労災保険の障害認定手続について教えてください。不服があるときはどうしたらよいですか?

交通事故が労災になる場合には,労働基準監督署で,労災認定の申請を行いましょう。認定結果に不服がある場合には,都道府県の労災保険審査官や東京の労災保険審査会に不服申立てをすることができます。それでも認定が覆らない場合には,行政訴訟によって争うことが可能です。




 労災保険の障害認定手続



◆交通事故が労災になるケース




交通事故が,労災になるケースがあります。

たとえば,業務中に交通事故に遭ったり,通勤中に交通事故に遭ったりした場合です。

この場合,労災保険から給付金を受けとることができます。

労災保険にも,後遺障害の認定手続があります。交通事故の自賠責保険と同様の基準で,1級から14級までの等級があり,認定されるとそれぞれ労災給付を受けることができます。

後遺障害認定を受けるためには,労働基準監督署に対し,障害認定の請求を行います。







◆労災認定に対する不服申立の方法




しかし,労災で後遺障害の認定請求をしても,必ずしも認定を受けられるとは限りません。
その場合,不服申立ての手続が用意されています。




(1)審査請求

まずは,「審査請求」という手続があります。
審査請求は,都道府県ごとにもうけられている,労災保険審査官に対して行います。

口頭または文書にて申請することが可能ですが,通常は文書によって申立を行います。
審査請求ができる期間は,不認定の通知を受けとってから3ヶ月以内です。




(2)再審査請求

審査請求をしても,やはり認定を受けられないことがあります。その場合には,「再審査請求」をすることができます。

再審査請求は,文書で行うべきとされています。また,不認定の結果を受けとってから2ヶ月以内に,東京の労働保険審査会に対して行う必要があります。

再審査請求があると,労働保険審査会は,公開にて審理を開催します。審理には,当事者や代理人が出席して,意見を述べることが可能です。有利な認定を得るためには,しっかりと準備をして臨む必要があります。




(3)行政訴訟

また,審査請求や再審査請求をしても,労災認定を受けられない場合には,行政訴訟を起こし裁判所に判断をしてもらうこともできます。

行政訴訟を起こすときには,争いの対象にする審査請求や再審査請求の決定があってから6か月以内の間に,「労災不認定処分の取消訴訟」を提起します。




交通事故で後遺障害が残ると,日常生活でも仕事でも大きな支障が発生するため,労災でもきちんと後遺障害認定を受けるべき場合があります。弁護士に相談してみて下さい。




▼参考記事
・労災と自賠責で後遺障害等級が異なることはありますか。
・通勤中の交通事故にあった被害者が労災保険を使い,裁判を行わず裁判基準に近い水準で解決した事例
・後遺障害認定結果と不服の申立て談




(弁護士法人よつば総合法律事務所 弁護士 佐藤 寿康)
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