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2018年11月06日

交通事故に遭いました。人身事故扱いにしないでくれと頼まれました。どんなデメリットがあるのですか?

2018年11月06日
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交通事故に遭いました。人身事故扱いにしないでくれと頼まれました。どんなデメリットがあるのですか?

人身事故扱いにしないと,慰謝料や休業損害,後遺障害関係などの人身損害についての補償を受けられません。治療費なども自己負担になってしまいますし,人身傷害補償保険などの自分の保険会社からの支払いも受けられなくなります。




 交通事故 : 人身事故 




◆人身事故にしないデメリット



交通事故で軽傷の場合などには,事故現場で加害者から「人身事故扱いにしないで物損にしておきましょう」と頼まれることがあります。

物損にすると運転免許の点数も引かれませんし,刑事裁判にもならず,加害者にとってメリットが大きいからです。

しかし被害者側からすると,人身事故にしないのはデメリットしかありません。

具体的には,以下の2つの問題があります。

・相手の保険会社から人身損害が補償されない
・自分の保険会社からも保険金が支払われない


以下でそれぞれがどのようなことか,みていきましょう。









◆相手の保険会社から人身損害が補償されない




まず,人身事故扱いにしないと,「人身損害」の支払を受けられません。

たとえば,以下のような費用や損害はすべて人身損害です。

・治療費
・付添看護費
・入院雑費
・通院交通費
・休業損害
・介護費用
・器具や装具の費用
・入通院慰謝料
・後遺障害慰謝料
・後遺障害逸失利益



事故現場では怪我をしていないと思っても,実は受傷していて病院に行かないといけないケースもありますが,その場合,物損事故扱いにしていると治療費は自腹になります。

むちうちなどで不快な首や肩の痛みが消えずに後遺症が残ってしまっても,物損扱いなら慰謝料や逸失利益が支払われません。

仕事を休んでも休業損害を支払ってもらえないので,大きな不利益があります。

物損事故で相手から支払われるのは,車の修理費用や代車費用,買い換え費用,その他の壊れた物の時価による補償程度です。









◆自分の保険会社から保険金が支払われない




人身事故の場合,人身傷害補償保険や搭乗者傷害保険など,自分の保険会社からも支払いを受けられます。

物損扱いにしていると,そうした保険金も支払われなくなるので,被害者の受取金は大きく下がります。









◆人身事故に切り替える方法




本当は人身事故なのに物損事故として届け出てしまった場合,物損事故から人身事故へ切り替えることができます。

切り替えをするためには,交通事故後早急に病院に行って受診し,医師に診断書を作成してもらって警察へ届け出る必要があります。

交通事故後,遅くとも10日以内くらいには警察に届出をしないと,切り替えてもらえなくなるので注意が必要です。

警察での切り替えが間に合わなかった場合,保険会社に「人身事故証明書入手不能理由書」という書類を提出することで,人身事故扱いにしてもらうことも可能です。



交通事故について疑問があれば弁護士がお応えいたしますので,お気軽にご相談下さい。





▼参考記事
・事故後の補償について(治療費・休業損害・慰謝料等)
・慰謝料増額
・早期相談のススメ

▼よつば総合法律事務所 公式サイト
▼よつば総合法律事務所 公式ブログ




(よつば総合法律事務所 弁護士 佐藤寿康)
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