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2018年07月10日

交通事故に遭って高次脳機能障害になった場合,右脳と左脳が関係すると聞きました。どのような後遺症になりますか?

2018年07月10日
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交通事故に遭って高次脳機能障害になった場合,右脳と左脳が関係すると聞きました。どのような後遺症になりますか?

交通事故による高次脳機能障害は、右脳を傷つけると起きる左半側無視など、右脳と左脳の働きの違いによる後遺症を発症することがあります。





 交通事故による高次脳機能障害:右脳と左脳のお話 




◆脳神経が交差しているから体は反対側の脳の命令を聞く




高次脳機能障害は、交通事故やスポーツ中の事故などで脳を損傷したことが原因で発症しますが、その後遺症の一つである半側空間無視(はんそくくうかんんむし)は、右半球と左半球に分かれている大脳の片側を傷つけたことが原因で、傷ついた脳の反対側にあるものを無視するようになります。

脳神経は、頭から体に向かって伸びていますが、延髄(えんずい)と脊髄(せきずい)の境い目でいったん左右交叉(さゆうこうさ)します。

つまり,大脳の右半球から出た脳神経は体の左側へ、大脳の左半球から出た脳神経は体の右側へと伸びているのです。

この神経交叉があるために,大脳の左右の半球は、それぞれ反対側の半身の行動や感覚を支配することになります。

脳の右半球に怪我をした高次脳機能障害の人が左側にあるものを認識できなくなることがあるのは、そのような理由からです。









◆左脳が言語をコントロールしているが例外もある




左脳は言語的で観念的であり、右脳は非言語的と言われています。
言語と言えば、高次脳機能障害で良く見られる後遺症の一つに失語症があります。

失語症になると、言語障害が起きて、発話がうまくできない、流暢にしゃべるが、話す内容にとりとめがない、文法的に誤った言語を話すなどの症状が現れます。
その反対に発話が極端に少なくなることもあります。


左脳が損傷すると失語症になる可能性があるのは、脳のなかの言語をつかさどるエリアが傷付くためなのです。



一方では、脳の右半球に言語機能がある人や、右脳と左脳の両方に言語機能がある人も存在します。

特に、言語機能が右脳と左右の両方にある人は、女性に多い傾向があります。
高次脳機能障害で失語症を発症した患者のうち、男性より女性の方が言語機能を取り戻すことが比較的たやすいと言われるのはそのためではないかという説があります。

つまり,右脳と左脳、いずれの大脳半球を損傷しても、反対側の大脳半球が言語機能を補うことで、失語症からの回復が早いというわけです。
自分の脳はどちら側の大脳半球が言語機能をコントロールしているか想像するのも面白いですね。



なお、左脳は部分的、観念的であり、右脳は全体的、唯物的であると言われます。

人間は、ある時は部分的にものごとをとらえ、必要ならば全体的にものごとを考えます。
同じく、時に応じて観念的に考えることもあれば、冷静に唯物的に考える時もあります。

左脳派、右脳派という言い方を良く聞きますが、人は、右脳だけ、左右だけで生きているわけではありません。

右と左、両方の大脳半球がそれぞれの役目を果たした結果、その人なりの性格が生まれるのです。









▼参考記事
・家族が交通事故に遭いました。高次脳機能障害とコミュニケーション障害について教えてもらえますか?
・頭(脳)に怪我を負われた方の解決事例
・左利きと脳

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