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2018年04月06日

家族が交通事故で高次脳機能障害になりました。気持ちの整理をつけるにはどうすればよいでしょうか?

2018年04月06日
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家族が交通事故で高次脳機能障害になりました。気持ちの整理をつけるにはどうすればよいでしょうか?

交通事故で高次脳機能障害になって後遺症が残った人の家族は、ショックを受け、悲しみや怒りの時期を乗り越えて障害を受容していく道のりを歩みます。
まずは高次脳機能障害への知識を深めることが大事です。






 高次脳機能障害 : 家族の気持ち 




◆本人に病気の自覚がないために家族が感じるつらさ




高次脳機能障害になった患者さんは、自分が病気だと自覚している人と、病気であることがわからない、もしくは認めようとしない人がいます。

病気であることを患者本人が理解していないことを
「病識がない」と言います。




高次脳機能障害が原因の様々な身体機能の変化を、本人は年相応の変化だとか、以前からこうだったと思い込み、病気のせいであるとは思わない一方で、
怪我が原因で病状が現れていることが、家族からしてみれば明らかというケースがとても多いのです。




ある日、家族が交通事故で怪我をしたばかりか、完治する見込みのない高次脳機能障害というという病気を発症しているので後遺障害が残ると宣告されたら、あなたはどのような気持ちになるでしょう?

ドローターという学者は、障害者の家族の心理を5段階に分けて障害の受容を表しています。

受容とは、現実を受け入れるという意味です。
この理論は、先天性障害を持って生まれた子どもに対する親の心理的反応を分析するために表されたものですが、それにとどまらずに、障害の受け止め方のモデルとして知られています。




突然、障害を持つようになっても、その事実に冷静に対処できる人はほとんどいないと言ってよいでしょう。

むしろ、身体機能も性格も以前とは別人のようになった家族を支えていかなければいけないという重い現実を受け止めきれずに混乱します。


これが障害受容の最初の段階、「ショック期」です。




つぎに生まれる感情が悲しみと怒りです。

あの時、あの道を歩いていなければ、もう少し早く家を出ていれば、事故に遭わなかったかもしれない・・
不運に対する絶望、加害者への怒り・・

これが、ショック期の次に訪れる「悲しみと怒りの時期」です。







◆やがて訪れる適応期




悲しみや怒りの感情を乗り越えて訪れるのが、「適応」の時期です。

家族の治療やリハビリテーションを支えることにより、高次脳機能障害者の家族は、この病気のことをより深く知り、今後どのような道のりが示されているかを、模索しながら探していくことになります。

完全に治ることが期待できない病気であっても、家族会などでの交流による情報交換などは、適応の時期の支えになります。



適応の次に訪れるのが「再起」の時期です。

高次脳機能障害という病気を抱えつつも、新たな生き方を探し、それを家族が支えることは、家族の精神的な成長さえもうながします。



悲しみと怒りの時期が長く続くと、とても再起などできないという気持ちになるかもしれませんが、高次脳機能障害について深く知ることが、障害の受容につながるということを心に留めておいてください。






▼参考記事
・交通事故後,夫が怒りっぽくなりました。高次脳機能障害が関係しているのですか?
・交通事故による高次脳機能障害の専門医はありますか?
・高次脳機能障害を負われた方の解決事例

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