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2017年07月31日

交通事故で高次脳機能障害を発症しました。急性期のリハビリテーションが重要と言われましたが,なぜですか?

 
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交通事故で高次脳機能障害を発症しました。急性期のリハビリテーションが重要と言われましたが,なぜですか?

高次脳機能障害は発病直後がもっとも症状が重いという特徴がありますが,可能な限り早い時期に適切なリハビリテーションを始めることで,症状の改善が期待できます。




 高次脳機能障害:急性期 



◆一番具合が悪いのはいつ?


高次脳機能障害は,交通事故などで頭部に強い衝撃を受けて脳の組織が傷つけられたことで発症する病気で,発病の原因となった強い衝撃を受けた直後が,もっとも症状が重いという特徴があります。


がんのような病気は,がん細胞が増殖し,そのままにしておけば症状が進行して悪化します。

それと比較すると,高次脳機能障害は「病気になった時が一番悪いときで,その後は安定した状態に向かう病気」なのです。




高次脳機能障害にかかったら,一生病気と付き合わなければならないと,暗い気持ちでいるとしたら,気持ちを切り替えましょう。

今より悪くはならない,いや,むしろ症状が改善する可能性がある病気なのだと思えば,これまでよりも高次脳機能障害の治療に対して,より積極的な気持ちを持てるのではないでしょうか?

昨日より今日,今日より明日は症状が良くなっていく・・そう思えば,徐々に体を蝕む病気になったのとは違うのだという希望を持つことができるでしょう。

もっとも,漠然と日々過ごしているだけで回復に向かうわけではありません。
高次脳機能障害になったにもかかわらず,症状が改善して社会復帰できた人には,ある一つの共通点があります。







◆できるだけ早い時期にリハビリテーションを始める


頭を打ったら,体を動かさず安静にすることと教わりませんでしたか?でも,頭を打ったことが原因で高次脳機能障害になった人は,考え方を変えてください。

高次脳機能障害は,可能な限り早い時期にリハビリテーションを開始した方が,より速やかな回復が期待できるのです。


入院して間もない時期は病名を受け入れることすら辛く,リハビリテーションプログラムを組まれても,参加する意欲がわかないかもしれません。しかし,早い時期に無理のないリハビリテーションをすることで,高次脳機能障害の症状が緩和されるというのが、専門家の意見です。

怪我をしたから,病気だからと,安静にして何もしないでいると,脳への刺激が少なくなり,損傷した脳が行っていた活動を補おうとする他の部位の活動が不活発になります。




健康な人でも,一日中外に出ないで家の中で何もしないでいると,頭がぼうっとしてきたり,十分睡眠を取ったのに眠くなったりするでしょう?

脳は,仕事を見つけて活発に活動するほど,その能力をいかんなく発揮するのです。高次脳機能障害で脳の一部を損傷したとはいえ,脳細胞の大部分は残っていてこれまで通り活動しています。

リハビリテーションは身体に負荷をかける作業で,時として単調で苦痛を伴うことがあるかもしれません。

でも,それを続けていくことで慢性期に入った頃,見違えるほど高次脳機能障害の症状が緩和されている自分に気付くことができるとすれば,リハビリテーションをするモチベーションを持ち続けることができるのではないでしょうか?




▼参考記事
・交通事故問題解決の流れ(治療・リハビリについて)
・高次脳機能障害を負われた方の解決事例
・重度の後遺障害と示談交渉について(よつばの交通事故への「想い」と「こだわり」)




(弁護士法人よつば総合法律事務所 弁護士 大澤一郎)
プロフィール
弁護士法人よつば総合法律事務所
地域最大級の弁護士14名が所属しております。事務所名の「よつば」は事務所に関わる人が皆幸せになるようにとの思いから名付けました。お気軽にご相談ください。
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