2017年07月10日

交通事故で,入通院したことに対する慰謝料はいくらもらえますか?

2017年07月10日
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交通事故で,入通院したことに対する慰謝料はいくらもらえますか?

入通院したことに対する慰謝料を入通院慰謝料といいますが,入通院慰謝料は,入通院期間に応じて計算されます。




 入通院慰謝料 


◆入通院慰謝料とは




交通事故に遭って怪我をすると,入通院による治療が必要になることが多いです。

交通事故によって入通院した場合には,入通院慰謝料という慰謝料が発生します。

入通院慰謝料の金額は,入通院した期間によって変わってきます。入通院期間が長くなればなるほど,慰謝料の金額が上がります。
また,通院期間よりも入院期間の方が慰謝料の金額が高額になることが多いです。







◆入通院慰謝料の計算基準


では,入通院慰謝料は,具体的にどのくらい支払われるのでしょうか?

入通院慰謝料の金額の計算方法には,自賠責基準と任意保険基準,弁護士・裁判基準の3種類があり,それぞれによって計算金額が異なります。以下で,順番に見てみましょう。




【自賠責基準】
自賠責基準による入通院慰謝料は,4200円×治療日数となります。
治療日数は,以下の2つのうち,少ないほうを採用します。


・治療期間
・実通院日数×2


たとえば,治療期間が3ヶ月(90日)の場合,実通院日数が35日であれば,35日×2=70日の方が小さくなるので,こちらが治療日数として採用されます。
このケースで認められる入通院慰謝料の金額は,4200円×70日=294000円となります。







【任意保険基準】
任意保険基準による入通院慰謝料は,任意保険会社によって多少異なりますが,だいたいの相場があります。

入通院の日数に応じて入通院慰謝料が定められていて,入院の方が通院より慰謝料が高額になります。たとえば通院3ヶ月の場合には,多くの場合,378000円となるようです。







【弁護士・裁判基準】
弁護士・裁判基準による入通院慰謝料も,入通院の期間に応じて定められます。
弁護士・裁判基準の場合,むち打ち症で他覚所見がない場合等とそれ以外のケースによって,入通院慰謝料の金額が異なります。




むち打ち症で他覚所見がない場合等のほうが,それ以外のケースよりも入通院慰謝料が低額になります。しかしむち打ち症で他覚所見がない場合等においても,任意保険基準や自賠責基準より高額になります。

治療機関が長くなると慰謝料が高額になりますし,通院期間よりも入院期間のほうが,その期間が同じであれば,慰謝料の金額は上がります。弁護士・裁判基準による入通院慰謝料の金額は,表になってまとまっているので,それを確認して各事案に適用します。




たとえば通院3ヶ月の場合には,むち打ち症で他覚所見がない場合等で53万円,それ以外の場合には73万円となります。自賠責基準では294000円(実通院日数が35日の場合),任意保険基準では378000円だったので,弁護士・裁判基準にすると,大幅に慰謝料の金額が上がっていることがわかります。




交通事故で怪我をして,適正な入通院慰謝料を受けとるためには,弁護士に示談交渉を依頼して弁護士・裁判基準を適用させなければなりません。




▼参考記事
・交通事故HP:交通事故と慰謝料のすべて
・解決事例:相手保険会社と公証して示談金額を大幅に増額した事例(14級9号)
・よつばの交通事故への「想い」と「こだわり」:賠償の大きな要素 慰謝料について

(弁護士法人よつば総合法律事務所 弁護士 佐藤 寿康)
プロフィール
弁護士法人よつば総合法律事務所
地域最大級の弁護士14名が所属しております。事務所名の「よつば」は事務所に関わる人が皆幸せになるようにとの思いから名付けました。お気軽にご相談ください。
柏事務所:千葉県柏市(柏駅徒歩3分)
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