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そもそも交通事故の後遺障害はすべての事故のうち,どのくらい認定されるものですか?

2018年11月01日
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そもそも交通事故の後遺障害はすべての事故のうち,どのくらい認定されるものですか?

後遺障害が認定されるのは,交通事故の全体件数の4.6%程度です。2016年に保険金が支払われた交通事故の件数は120万9075件でしたが,そのうち後遺障害認定されたのは5万5911件でした。後遺障害が認定される割合は,年々減少しています。




 交通事故 : 後遺障害認定件数 




◆全交通事故における後遺障害認定件数の割合




交通事故で後遺症が残ったら,「後遺障害等級認定」を受ける必要があります。

正式に後遺障害として認定されることにより,初めて後遺障害慰謝料や逸失利益の支払いを受けられるからです。



交通事故の全体件数のうち,後遺障害認定されているのはどのくらいの割合なのでしょうか?

後遺障害等級認定を行っているのは加害者の自賠責保険が依頼する「損害保険料率算出機構」という機関です。

損害保険料率算出機構は毎年「自動車保険の概況」という統計資料を出しており,その中で後遺障害認定した件数や交通事故全体の保険金支払件数を発表しています。

平成29年(2017年)の自動車保険の概況によると,2016年に自賠責保険や共済が保険金を支払った交通事故の件数は,120万9075件でした。そのうち,後遺障害認定された件数は5万5911件です。

これを割合に直すと,全体の交通事故のうち,後遺障害認定を受けられた件数は全体の4.62%となります。









◆後遺障害認定件数の推移




近年における後遺障害認定される件数の推移をみてみましょう。

・2016年 5万5911件
・2015年 5万9077件
・2014年 5万9593件
・2013年 6万1961件
・2012年 6万2820件

このように,後遺障害の認定件数は,近年減少傾向にあります。




一方,交通事故全体の件数の推移は以下の通りです。

・2016年 120万9075件
・2015年 123万0710件
・2014年 122万9390件
・2013年 126万1061件
・2012年 122万8871件

交通事故の全体件数は,2016年には多少減少していますが,減少傾向が続いているというわけではありません。

このように,交通事故全体件数は減少していないのに後遺障害認定件数が減少しているので,交通事故が起こったときに後遺障害認定される「割合」は減少しています。

2016年に後遺障害認定された件数の割合は4.62%でしたが,2012年には後遺障害認定件数の割合は5.11%でした。

単純に「割合」だけを根拠にして,近年後遺障害認定されにくくなっていると断定はできませんが,少なくとも数字上は後遺障害認定が難しくなっている傾向を読み取れます。

自賠責保険における後遺障害の審査内容がシビアになってきている可能性もあります。




このような中で後遺障害認定を受けるには,専門家である弁護士によるサポートを受ける必要性が高いです。交通事故に遭われて後遺症が残ったなら,お早めに弁護士までご相談下さい。





▼参考記事
・自動車保険の概況
・交通事故に遭った直後は,痛いところがありませんでしたが,翌日以降に首が痛くなってきました。このような場合にも,後遺障害が認定される可能性はあるのでしょうか?
・交通事故の後遺障害認定手続きの事前認定と被害者請求の違いは何ですか?

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