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交通事故の後遺障害の等級に納得がいかない場合は,どういう手続きをすればいいですか?

2018年10月29日
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交通事故の後遺障害の等級に納得がいかない場合は,どういう手続きをすればいいですか?

交通事故の後遺障害の認定決結果に納得できない場合,自賠責に対して異議申立てをする方法,自賠責保険・共済紛争処理機構を利用する方法,裁判で争う方法があります。




 交通事故 : 後遺障害等級 




◆自賠責への異議申立て




交通事故で後遺障害が残った場合には,加害者の自賠責保険や共済に対して後遺障害認定の請求を行う必要があります。

しかし思ったようには認定を受けられず,非該当になったり等級が低くなってしまったりすることも多いです。

その場合,まずは自賠責保険や共済に対する異議申立てができます。

異議申立ての際,適切な資料を揃え直して後遺障害の存在や因果関係を立証できれば,後遺障害の等級を変更してもらえる可能性があります。

ただし,異議申立ての申立先は,1回目に申請をしたのと同じ自賠責保険・共済です。同じ資料しかなければ認定が変わることはありませんし,異なる資料を揃えても判断を変更してもらうことは簡単ではありません。









◆自賠責保険・共済紛争処理機構




自賠責への異議申立てによっても等級が変わらなかった場合「自賠責保険・共済紛争処理機構」に調停の申立をする方法があります。

この機関は,国土交通大臣と金融庁長官の指定を受けて,自賠責保険の決定内容や保険金支払いについての紛争を解決するために設立された,ADR(裁判外紛争処理機関)です。

後遺障害等級認定は自賠責保険・共済による決定なので,自賠責保険・共済紛争処理機構を利用して解決をはかることが可能です。
調停の申立てをすると,自賠責保険・共済紛争処理機構において後遺障害への該当性や等級の判断が行われます。

自賠責保険や共済は機構の決定内容に従うので,機構によって後遺障害認定の判断内容が覆されたら変更された等級が適用されて,新たに認定された等級にもとづく保険金が支払われます。









◆裁判




自賠責保険・共済紛争処理機構を使っても判断が変更されなかった場合には,裁判によって後遺障害認定結果を争うことが可能です。

裁判所は,被害者と保険会社による主張と提出された証拠によって,他の機関から独立して判断を行います。

自賠責や自賠責保険・共済紛争処理機構で後遺障害が認められなかった場合にも,裁判できちんと証明ができれば後遺障害として認定されますし,等級が変更される可能性もあります。


自賠責で後遺障害認定の結果が出たとき,異議申立てや自賠責保険・共済紛争処理機構への申立てをせずに,いきなり裁判で後遺障害等級について争うこともできます。

ただし,裁判で後遺障害を認めてもらうためには,後遺障害の症状の存在や交通事故との因果関係を綿密に立証する必要があります。




被害者お一人の力で裁判に勝つことは困難ですから,後遺障害認定に不服がある場合には,お早めに弁護士までご相談下さい。





▼参考記事
・交通事故により,手と腕を怪我しました。怪我がきれいに治らず,傷痕が残ってしましました。このような場合,何か後遺障害が認定される可能性はありますか?
・交通事故ブログ〜後遺障害その他〜
・交通事故による後遺障害の解説

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