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保険会社の一括対応とは何ですか?

2018年10月25日
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保険会社の一括対応とは何ですか?

保険会社の一括対応とは,任意保険会社が自賠責保険の保険金支払いの窓口となり,自賠責保険の分まで立て替えて支払いをすることです。
病院で治療費を支払ってもらうときに一括対応してもらえると,保険会社が治療費を病院に直接支払ってくれるので窓口での負担がありません。ただし治療が長びくと,治療費支払いを打ち切られるケースもあります。





 交通事故 : 保険会社の一括対応 




◆保険会社の一括対応とは




交通事故に遭ったら加害者は被害者に対し,損害賠償をしなければなりません。

加害者が自賠責保険と任意保険に加入している場合,まずは自賠責保険から支払いが行われ,足りない部分を任意保険が支払うのが原則です。

しかしそうすると,被害者はまず自賠責保険に賠償金を請求して,その後に不足分を任意保険会社に請求しなければならず,大変面倒です。

そこで,任意保険会社は自賠責保険の分まで被害者に立て替え払いをして,立て替えた分は後に自賠責保険から支払いを受ける運用になっています。

このように,任意保険会社が自賠責保険の分まで一括払いすることを「一括対応」と言います。









◆一括対応が行われる場面




一括対応が行われるのは,主に病院への治療費支払いの場面です。

このとき,原則的には被害者は自賠責保険へと請求して,自賠責保険から治療費を支払ってもらう必要があるはずです。

しかし,現実には任意保険会社が一括対応をするので,任意保険会社から病院へと直接治療費が支払われます。交通事故の被害者は,窓口で治療費を支払う必要がなく,便利です。









◆一括対応してもらう方法




任意保険会社に治療費の一括対応をしてもらうためには,任意保険会社に対し「同意書」を渡さなければなりません。

同意書は,任意保険会社が病院から被害者の診断書や診療報酬明細書などの資料を取り寄せることに,被害者が同意するものです。
任意保険会社は,同意書を病院に示すことにより,治療費の計算に必要な資料を取り寄せて,必要な治療費を支払うことができます。

ただし,同意書を任意保険会社に提出すると,病院における治療内容や通院頻度などの情報を保険会社に知られてしまうことになります。









◆一括対応の問題点




当初は一括対応が行われていても,通院期間が長くなってくると,任意保険会社が「そろそろ治療は終わりましょう」と言い,治療の終了を迫るようになります。

それでも被害者が通院しようとすると,一方的に一括対応を終了させることが多いです。



治療費の打ち切りに遭ったとき,まだ症状が落ち着いていなければ,健康保険などを使って自費で病院への通院を続ける必要があります。通院をやめるべきではありません。


一括対応は便利ではありますが,任意保険会社が被害者にプレッシャーをかける手段にもなります。任意保険会社の対応に疑問をお持ちの場合,お気軽に弁護士までご相談下さい。





▼参考記事
・交通事故の物損事故で和解契約書にサインした後に,その他の損害があることが判明しました。和解は取り消せますか?
・私に過失があると言われて保険会社が交通事故の治療費の対応をしてくれません,どういうことですか?
・交通事故問題解決の流れ

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