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交通事故に遭い高次脳機能障害になった場合、入ってくる情報が多すぎると混乱することがあるのでしょうか?

2018年10月23日
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交通事故に遭い高次脳機能障害になった場合、入ってくる情報が多すぎると混乱することがあるのでしょうか?

オフィスで物がいつも同じ場所にないと頭が混乱していましたが、高次脳機能障害の症状だとわかったので書類や文具は定位置に置くように同僚に頼んで仕事しています。





 交通事故:高次脳機能障害 




◆医師に勧められたリハビリテーションを受けずに退院




(25歳女性 会社員)

休日にショッピングモールにでかけた時、駐車場の出入り口で車にはねられて頭を打ち、救急搬送されました。

交通事故から1日は意識が戻らず、一人暮らしの私の身元を特定して親族に連絡を入れるのが大変だったと、後で病院の看護師さんから伺いました。

もっとも、私が覚えているのは意識が戻ってからのことで、それほど深刻な状況だったとは思えないほど体調が上々、食欲もあり、一日も早く退院したいという気持ちでした。



しかし,医師の見解は違いました。

私は、頭部外傷による高次脳機能障害を発症しているので、まずはリハビリテーションで認知機能を改善させることが重要であるとのことでした。

そして、リハビリテーションの効果が上がってきたと認められたら、職場復帰に向けて環境を整えていきましょうとのことです。

とはいっても、自分自身ではないも問題点はないと感じているので、同意はしたくないという気持ち、わかっていただけるでしょうか?

それに、入院が長引けば医療費がかさみますし、独身で一人暮らしの私としては、一日も早く退院したいというのが本音でした。









◆仕事に復帰したがミス連発




医者の助言に従わずに退院した私ですが、その付けが早くも現れてきました。

オフィス内の書類のあり場所、キャビネット内の文房具の置き場所、自分のデスクの何段目の引き出しに何が入っているか?
まったく思い出せないし、今さら人にも聞けない・・


その結果、たぶんこうだろう・・と手探りで仕事を進めるありさま、当然ミスの連発です。

それに、書類のありかを探し当てるまでに時間がかかるので、仕事の効率が落ち、社内では、私に向かってあからさまに批判をする人も現れました。



思いあまった私は、主治医のもとを訪れ、自覚はしていないが周囲の人から指摘されている行動について説明しました。

「オフィスのように、多数の人間が行き来し、たくさんの書類や事務用品があるような環境は、高次脳機能障害の人にとって、入ってくる情報が多すぎるので混乱することがある」というのがドクターの見解です。

そして「決まった場所に決まった物があると状況を把握しやすいので仕事を進めるのに役立つ」という助言を受けました。

確かに、オフィスで良く使う文具の置き場所が違っていると軽くパニックになっていたにもかかわらず恥ずかしくて人には言えないでいました。




今は、社内のスタッフに高次脳機能障害であることを公言し、物の置き場所を決めてもらうようにお願いしています。

おかげで、パニックになることなく、オフィスワークをこなせるようになりました。







▼参考記事
・家族が交通事故に遭いました。高次脳機能障害の遂行機能障害の可能性があるとの診断でしたが,どのような障害なのでしょうか?
・交通事故に遭うと,視覚に異常が出ることがありますか?
・頭(脳)に怪我を負われた方の解決事例

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