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私に過失があると言われて保険会社が交通事故の治療費の対応をしてくれません,どういうことですか?

2018年09月28日
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私に過失があると言われて保険会社が交通事故の治療費の対応をしてくれません,どういうことですか?

被害者であるあなたの過失割合が高いと保険会社が負担すべき賠償金額が低くなるので,保険会社は治療費を出し渋っていると考えられます。そのようなときには,自賠責保険に対して直接治療費などの保険金を請求しましょう。




 交通事故 : 過失割合 




◆過失割合が高いと治療費を支払ってもらえない




交通事故で被害に遭うと,一般的には任意保険会社が病院に直接治療費を支払ってくれます。しかし被害者の過失割合が高い場合,任意保険会社が治療費の支払を拒絶することがあります。

被害者の過失割合が高いと,過失相殺によって任意保険会社が負担すべき賠償金額が低くなるからです。

たとえば300万円の損害が発生していても,被害者の過失割合が70%であれば,被害者に支払われる賠償金は全体として90万円にしかなりません。

そうすると,保険会社が先に治療費を全額支払ってしまったら,治療費だけで90万円を超えてしまい,過払いになってしまう可能性も発生します。

そこで,被害者の過失割合が高い事案では,任意保険会社が治療費を支払わないことが多くなるのです。









◆自賠責保険に直接請求する




任意保険が治療費を支払ってくれない場合には,自賠責保険に対して直接保険金請求をする対応が考えられます。

自賠責保険では,被害者に7割以上の過失がある場合「重過失減額」が行われますが,その減額割合は不法行為に適用される過失相殺より低いからです。
たとえば被害者に7割の過失割合がある場合でも,自賠責保険の重過失減額では2割が減額されるのみです。

そうなると,任意保険よりも自賠責保険の方が,多くの保険金を出してくれる可能性があるのです。

被害者請求の方法で,必要書類を集めて自賠責の保険金を請求しましょう。









◆示談交渉や訴訟で過失割合を争う




また,任意保険の主張している過失割合が間違っている可能性も考えられます。

前提となっている事故状況の認識に誤りがあるケースもありますし,あてはめている過失割合の基準が間違っている場合もあります。

そのような場合には,適正な過失割合をあてはめることにより,任意保険会社に治療費やその他の賠償金を支払わせることも考えられます。

被害者が自分で交渉をしても任意保険会社の態度が変わらない場合,弁護士が対応することによって状況が改善されることも多いです。


交通事故では,過失割合や治療費に関してトラブルになるケースが非常に多いです。
お困りの場合には,一度弁護士までご相談下さい。






▼参考記事
・交通事故における過失割合は,なかなか100対0にはならないといわれていますが,100対0になるのは,どのような交通事故なのでしょうか?
・交通事故の過失相殺とは
・損害賠償額の計算方法

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(よつば総合法律事務所 弁護士 佐藤寿康)
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