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交通事故の逸失利益はどのような計算式で算出されるのでしょうか?

2018年06月18日
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交通事故の逸失利益はどのような計算式で算出されるのでしょうか?

交通事故の逸失利益には後遺障害逸失利益と死亡逸失利益があります。それぞれの計算式は以下の通りです。

・後遺障害逸失利益=
基礎収入×労働能力喪失率×就労可能年数に対応するライプニッツ係数

・死亡逸失利益=
基礎収入×(1−生活費控除率)×就労可能年数に対応するライプニッツ係数





 交通事故 : 逸失利益の計算式 




◆後遺障害逸失利益と死亡逸失利益




交通事故の逸失利益には,後遺障害逸失利益と死亡逸失利益の2種類があります。

後遺障害逸失利益は,後遺障害が残ったことによって発生する減収に対する賠償の趣旨です。

死亡逸失利益は,被害者が死亡した場合に得られなくなってしまった将来分の収入(減収)を賠償する趣旨です。


後遺障害逸失利益も死亡逸失利益も,計算するときには「基礎収入」を基準とします。
基礎収入とは,原則として,交通事故前の年収のことです。









◆後遺障害逸失利益の計算方法




後遺障害逸失利益の計算の際には「労働能力喪失率」を考慮します。

労働能力喪失率とは後遺障害によって減少した労働能力の割合です。

後遺障害の等級により,労働能力喪失率が変わり,等級が高くなるほど(後遺障害の程度が重くなるほど)労働能力喪失率も上がります。

また,ライプニッツ係数を使って「中間利息」を控除しなければなりません。
逸失利益を受け取るときには,本来定期的に発生する将来の減収分を一括で前払いするので,運用利益相当額を控除する必要があります。



以上をまとめると,交通事故の後遺障害逸失利益の計算式は,以下の通りとなります。


【後遺障害逸失利益=基礎収入×(各等級の)労働能力喪失率×就労可能年数に対応する
ライプニッツ係数】











◆死亡逸失利益の計算方法




死亡逸失利益の場合にも,基本となるのは基礎収入です。


死亡すると完全に労働能力が失われるので,後遺障害とは異なり,労働能力喪失率は問題になりません。ただ,死亡後には被害者の生活費がかからなくなりますので,生活費を控除する必要があります。生活費控除率はケースにもよりますが,30〜50%程度です。

そして,死亡逸失利益についても将来分を先に受け取ることになるのでライプニッツ係数を適用して数値を調整します。


以上をまとめると,交通事故の死亡逸失利益の計算式は以下のとおりとなります。


【死亡逸失利益=基礎収入×(1−生活費控除率)×就労可能年数に対応する
ライプニッツ係数】




後遺障害逸失利益も死亡逸失利益も,計算すると数千万円以上の高額な数値になるケースも多く,被害者にとっては正確に計算することが重要です。



交通事故に遭った際,逸失利益の計算方法が合っているかどうかわからない場合や適切に逸失利益の請求を行いたい場合には,一度専門の弁護士までご相談下さい。





▼参考記事
・交通事故ブログ:逸失利益
・逸失利益・基礎収入について(裁判基準)
・逸失利益・就労可能年数について(裁判基準)

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