HOME > 死亡事故 > 私の一人娘が交通事故に遭い,亡くなりました。加害者は,私の娘が急に道路に飛び出してきたと主張して,反省の色を一切見せません。加害者に対して,慰謝料を請求するともに,反省文を書いてほしいのですが,可能でしょうか?

私の一人娘が交通事故に遭い,亡くなりました。加害者は,私の娘が急に道路に飛び出してきたと主張して,反省の色を一切見せません。加害者に対して,慰謝料を請求するともに,反省文を書いてほしいのですが,可能でしょうか?

2018年06月11日
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私の一人娘が交通事故に遭い,亡くなりました。加害者は,私の娘が急に道路に飛び出してきたと主張して,反省の色を一切見せません。加害者に対して,慰謝料を請求するともに,反省文を書いてほしいのですが,可能でしょうか?

このような場合,加害者の態度が悪いことによって慰謝料が増額される可能性は一応ありますが,反省文を書かせることを強制する手段はありません。
ただし,相手が刑事事件になった場合には,加害者が自発的に反省文を書いてくる可能性があります。被害者が要請したときに加害者が反省文作成に応じる可能性が出てきます。





 交通事故 : 加害者からの反省文 




◆慰謝料の増額事由について




交通事故で被害者が死亡すると,死亡慰謝料という慰謝料が発生します。

本件のご相談者は加害者あるいは加害者の保険会社に対し,上記の死亡慰謝料を請求することができます。

被害者が子どもの場合の死亡慰謝料は,2,000〜2,200万円程度となることが多いです。




また,加害者に反省がないことを慰謝料の増額事由として評価することがあります。


本件のように相手が反省せず謝罪も一切行わず誠意のない態度をとり続ける場合には,上記で示したよりも高額な慰謝料が認められる可能性があります。








◆反省文の作成義務について




しかし,本件のように加害者の態度が悪い場合,死亡慰謝料の支払に関わらず,被害者の遺族は納得など容易にできるものではないと思います。

そのようなとき,加害者本人に反省文を書かせることができるのでしょうか?

まず,法律上は加害者本人に「反省文を書くべき義務」はありません。

交通事故などの「不法行為」を行ったとき,加害者は被害者に対して損害賠償をしなければなりませんが,その賠償方法は金銭で行うべきとされています。反省文を書くべき義務は法律上ありません。
そのため,被害者の立場としては,加害者に対して法的義務のない反省文作成を強制する手段はありません。

相手を脅迫して反省文を書かせたら,被害者の側が脅迫罪や強要罪を問われる可能性もあります。








◆相手が刑事事件になった場合




ただし,交通事故の加害者が「刑事事件」になった場合には状況が変わってきます。


加害者が刑事事件になった場合,なるべく処分を有利にするためには反省の態度を示し,早期に被害者側から許してもらうための努力をしたことを示す必要があるからです。

特に死亡事故の場合,加害者の刑罰も重くなりやすいので,加害者のほうから謝罪文を送ってきて許しを乞うと連絡してくるケースも多いです。




親族が交通事故で亡くなられたときのご心痛は察するにあまりあります。そういったケースでは,被害者の無念に報いるため,きちんと法的な権利を適切に実現することが特に重要です。

「相手を許せない」「高いペナルティを与えたい」「きちんと慰謝料を受け取りたい」「相手との示談交渉が苦痛」などといった思いを抱かれた際,弁護士がアドバイスをいたしますので,お気軽にご相談下さい。







▼参考記事
・加害者の態度に納得できないのですがどうすればよいですか?
・事故後の人生
・刑事裁判(手続)で意見を述べたい

▼よつば総合法律事務所 公式サイト
▼よつば総合法律事務所 公式ブログ




(よつば総合法律事務所 弁護士 佐藤寿康)
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